自信がないなら勝てる場所ではなく、負けない場所を見つけるといい
いつから何をやるにしても心の中で「自分じゃ無理」と思ってしまう。
周りからどんなに励まされても、出来る確信が持てない。
この感覚をずっと抱きながら、生きてきたけど、原因はなんのか。
生まれた瞬間や幼児期から自信がないかどうかは、覚えていないけど、別に自信があるのかなんて感覚、小さい頃は持っていなかった。
では、いつか?
僕は、勝負をしなければいけない時期からだと考えている。
「もともと特別なオンリーワン」なんて歌詞もありましたけど、実際は、誰もが、子どもの頃から勝負の世界に身を置かざるを得なかったのではないでしょうか。
そのとき、負けたか、勝ったのか、どんな負け方、勝ち方をしたのかによって、その後の人生を左右します。
そして、自信がないというのは、小さい頃から身を置いて勝負の世界で、勝てない勝負をしてきたからなのではないかと思います。
本記事の内容
自信の無さは負けた経験から
負けない場所で勝負する
負け方も大事
■自信の無さ負けた経験から
自信をなくした時期は人それぞれだけど、共通点はどこかで負け続けたからだと思う。
その後負け癖がつくと、何をやろうとしても、「無理」というレッテルを自分に貼ってしまう。
レッテルは剥がせるけど、最初の壁がいつも、レッテルを剥がすことから始めなくてはいけなくて、負担が人より多くなります。
それも自分の生活の中で大事なことにおいて負けて立ち上がれなくなってしまうと、他のことでも自分はできないんじゃないかという不安を抱き続けます。
不安を抱くことは、不安を抱かない人より考える分スタートが遅れるので生きていく上で不利。
その不安を早いうちになくしていかないとずっと不利のままです。
新入社員として、同じスタートを切っても、自信のある人とない人では、あきらかに自信のある人が職場に適応します。
■負けて当然の勝負をした
勝負に負けた原因を探るとだいたい最初から自分には勝てるはずのない勝負をしていたことがわかる。
勝負は始まる前にすでに決まっているともいうけれど、まさにそんな感じで僕からすれば出来レースみたいなものだった。
では最初から勝てない勝負とは何か
いわゆる体育会系的にいうと、勝負はやってみないと分からないと考えがちです。
でも実際は勝てない勝負はあるわけです。
原因を並べればいくつもあります。
かけてきた時間、質、体格、などだ
僕の話をすると、自信を失ったのは、サッカー。
当時僕のポジションはボランチと呼ばれるチームの真ん中に位置していた。
中学当時の僕は身長が140cmしかなく、体重も軽く、周りが成長期になる中、成長期が遅れていた。
そして中学の中でこのポジションにはチームの中心、上手かったり、体格がデカい人がいた。
サッカーにおいて、マッチアップ率が多いの攻撃なら守備、守備なら攻撃だが、真ん中のポジションの人はある意味どちらも兼ねているのでマッチアップ率が高いのは相手のボランチということになる。
つまり、チームの中心で自分より体格がデカい人と戦わなければならなかった。
この時、やってしまった失敗は、そんな人たちと真正面から戦ってしまったこと。
身体が小さいのに、身体の強さで勝負してしまったことが敗因であり、自信を失った原因です。
でも、サッカーにおいて、身体の強さだけがすべてじゃないです。
実際、サッカー界でも身長が小さくても戦えている人はいる。その人がその人の勝てる部分を見つけて磨いてきたからだと考えられます。
■負けない場所で勝負する
そうなると、自分の得意分野を見つけて、そこで戦っていくという発想になります。
でも、自信の無いときって、「自分なんて得意なことない」って考えてしまいがちです。
そのような人に対するアドバイスとして、「あなたにも得意なことあるよ」と言うアドバイスをする人は多いです。
でも、この言葉は無責任だと思います。
上記の言葉は、安らぎをもたらしてはくれますけど、実は得意なことは見つけ出してはくれていません。
他方で、他人からみれば、結局人の得意を見つける難易度はかなり高いです。
だから、結局は自分で見つけ出すしかないのかもしれません。
でも、問題は得意なんて無いと感じていることだと思います。
そこで、得意の認識を変えてみるのはいかがでしょうか?
具体的には、
得意=勝てることだと考えているなら
特異=負けないことだと改めてみるということです。
これだと、視野が広くなってきます。
はっきりしておくと、最初から絶対的に勝てる場所は存在しません。
でも半々ぐらいで勝てる場所に居続けると、失敗と成功を繰り返しながら進んでいけます。
成功が多くなってくると自信は勝手に湧いてきます。
成功が多くなると自分の成功パターンもわかってきます。
〇負けないとは
では、負けないの基準は何か?
僕は負けないの基準を
・心身を壊さない
・経済的に破産しない
だと考えます。
なぜなら、自分を維持できれば、それは再起可能なので、勝ってはいないけど、負けをは考えられないからです。
精神と体と経済を破綻させなければ、とりあえずやり直しができます。
この考えで行くと、引き分けでも負けていないことになります。
負けの定義をこれぐらい狭くしておくとだいぶ動きやすいです。
勝つ必要はない
負けなければいい
そうすると、考えが柔軟になります。
■負け方も大事
自信を失ったままというのは、負けた後、負けを取り返すことがなかったことを意味します。
でも世の中には、負けたとしても、そこで自信を落とさずにまたやっていける人もいます。
そう考えないと、勝者だけが自信を持つならそれそれの世界で一位になった人以外自信を持っていなことになるからです。
そこで負け方も大事だと思う
〇エジソンの失敗回数
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」との名言を残したエジソンは、名言通り、電球を発明する際、10000回失敗を繰り返しています。
ここまで失敗を繰り返しても、立ち直るのは、常人には難しいかもしれないけど、1回の失敗で挫けるのではなく、次に生かすという考え方をしていくことは大事です。
〇負けた時、フォローしてくれる人はいたか
とはいっても、立ち上がるときには、恐怖みたいなものが付きまとう。
そういうとき、周りの環境に目を向けてみてください。
心理学を調べていると「安全基地」という言葉を目にします。
「安全基地」とは、その人が条件なしで信頼できる人や場所のことで、子どもはもちろん、大人になってから、個人のパフォーマンスに影響を及ぼします。
『科学的な適職』の中で、幸福度の条件としてソーシャルサポートの有無が挙げられます。
これもまた、安全基地の考え方なのではと思います。
つまり、勝負するためには失敗しても大丈夫な環境が必要です。
この環境があるから、一度失敗しても良いまた勝負できるし、勝負の仕方を変えていけるんです。
自分の周りのチームメイト、家族、職場は、失敗しても、また立ち上がっていける環境でしょうか?
■負けない場所にいる
自信を積み重ねていくとき、最初から自分の勝てる場所を探してしまうけど、その場所は探すだけで苦労する。
それよりも、負けないところで、まず始めてから、探したり、磨いたりするといい。
そのときは、今の自分には想像できないことをやっているかもしれない。
今見えているものが、自分の全て、世の中の全てじゃないです。