えるばブログ

3年前の自分に言いたい人間関係・性格との向き合い方を書くブログ

『フォレスト・ガンプ /一期一会』を観て主人公と自分を比較してしまった

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フォレストガンプを観た

今まで流され、考えすぎてきた自分と主人公・フォレストガンプの半生を比較しながら観ていた。

 

フォレストガンプ 一期一会』は、実際のアメリカの歴史の中で、主人公とその周りの人がどんな人生を送ったのかが描かれている映画だと思う。実際のアメリカ史を踏まえているので、実在した有名人も出てくる。

 

フォレストは、幼いころから知能指数が低く、深く考えないようなかんじで、女手一つで育ててくれた母親の教えを守りながら生きていた。フォレストは運を味方につけて、ラッキーな部分があるが、ラッキーと流れに身を任せながらもその場その場で、母親の教えを守りながら楽しく真面目に生きている。たまに落ち込む。

 

フォレストは人に恵まれたと思う。母親、出会った人。さらにフォレスト自身も人に対して誠実。生き方としては、学ばなければいけないなと思う。フォレストには将来どうしたいとか、先々への不安が無いように思う。一方で自分は不安を抱えながら生きてきた。フォレストはやっている最中に「これって意味あるの」のとか、「自分から辞めてやる」と思わない。いる場所の中で言われたことをこなして、認められて、いつのまにか極めているの繰り返し。一方自分は考えすぎて中途半端に終わったことも多くあった。映画を見ていてフォレストには「海賊王になる」的な大きな目的を持って生きていない。運やスカウト、友情や義理で動いていると思った。流されているけど、嫌なことは嫌だというし、自分に合っていることは「自分の性に合っている」「人生で一番幸せな時間だった」と判断している。そういうのを軸というのかもしれない。

 

自分も含めて、物事に目的を求めがちだけど、フォレストは能動的に動いたときでさえ、そこに深い意味があるわけじゃなく、そうしたいからそうしてきた。すごく感情的だ。メンタル系の本では、理性ではなく、感情的に動くことが推奨されている。フォレストの生き方はまさに感情的。感情で動いた人間の周りに人が集まってくるし、意義なんて最初から持っているものでなく後付けなのかなと思ったりする。僕も高校の時テストが死ぬほど嫌いだったけど、ルーズリーフにテスト点数をグラフでまとめる遊びをしてなんとかつまらないテストに楽しみを作っていた。最初は自分のだけを作っていたけど、テストの度に周りのクラスメートも巻き込んでいた。これも最初は自分がそうしたいからやっただけだったけど、人が集まり、テストの楽しみの一つをつくれたと思う。

 

フォレストは、どの場所にいてもフォレストのままで変わらない。表面上は優しく誠実な人だけど、それも強さなのだと思う。この映画を見て、今の自分や周りの人を大切にしなきゃなと思ったのと、「自分の人生は自分で切り開く!」と鼻息荒くかじ取りするだけでなく、偶然の出会いを大切にして、時代や環境に流されるくらいの気持ちでももいいのかなと思った。