えるばブログ

3年前の自分に言いたい人間関係・性格との向き合い方を書くブログ

過去のトラウマを抱えて生きている人へ【克服する方法を提案しています】

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子ども時代の大きな衝撃がトラウマとなって、時間がたった今でもそのトラウマに苦しんで生活している人がいる

 

トラウマは過去の出来事のはずなのに、今現在の自分に悪い影響を与えてきたり、フラッシュバックして過去の体験を追体験してしまうこともある

 

トラウマはいじめや、暴力、暴言などのわかりやすいものから、誰かから言われたちょっとした言動だったりする

 

他人からしてみればなんてことないことが、当の本人にとって長年に渡って自分を苦しめる言動だったりする

 

そんなトラウマを抱えながらも、周りに理解されることがなくて、一人で苦しんでいるしかないのだろうか

 

それともトラウマは克服できるのだろうか

 

 

 

トラウマの概要

トラウマとは何なのか、Wikipediaには、「トラウマは外的・内的要因によって肉体的精神的な衝撃を受けたことで、長い間その衝撃にとらわれてしまうこと」とあります

 

過去自分が受けた暴力などの外的なもの、暴言などによって自分が感じた痛みが長期間にわたって自分の中に残って、その影響を今現在の自分にも影響を与えている状態のことを言うのだと思う

 

ただ々トラウマになる言動など受けたとしてもそれを受けても平気で生活できる人たちがいます

 

そのような人たちがトラウマを抱えている人に精神論的な助言をしてしまうことがトラウマを抱えて苦しんでいる人をさらに苦しめてしまうこともあるますが、どうして同じ言動を言われたとしても影響を受ける人とそうでない人という差が出るのか

 

それはトラウマというのは、当事者の環境、タイミング、性格など様々な要因が合わさって本人に影響を与えるからです

 

思春期であったり、周りに支えてくれる人がいたり、味方がいる人と、孤立していた人ではそこに差が出てくるし、性格的に感受性が高いと言動から受け取るものも違ってくるのです

 

そのためトラウマというのは同じ言動や体験をしたとしても影響や原因はさまざまであるため克服方法も人によって変わってくるのではないかと思います

 

 

痛みは自分だけのもの

トラウマとなる体験を受けた後は、本人の気づかないうちにその傷口を広げていくことがあります

 

そしてその痛みは自分だけのものです

 

人によって言動や体験の感じ方は違うし、もしかしたら些細な言葉が深く刺さっていることもあります

 

そしてトラウマを抱えた人ならわかると思いますが、その克服は簡単ではありません

 

それなのに、トラウマ等に関していまだに本人の努力不足と上から目線で言ってくる人がいます

 

ですが、そのような人の言葉を真に受けて克服しようと無理をすると逆効果になることがあります

 

なので、そのような言葉とりあえず無視していいかなと思います

 

また、簡単に「分かるよ」と言ってくる人も接した感じは良い人なのですが、信頼させて利用しようとしてきたり、相手の気持ちを感が酔うとしない人である場合もあるので注意が必要です

 

今自分が抱える痛みは自分だけのものであると考えて、周りに必要以上に理解してもらうことはあまり期待しない方がいいです

 

 

過去の自分について

自分の話になりますが、僕は今ではおとなしい人という印象を持たれることが多いですが、もともとは小さい頃はどちらかというと活発で、走り回ったり、木登りしたりするような子どもでした

 

そんな僕が今みたいなおとなしい人になったのは壮絶ないじめ体験や暴力などではありませんでした

 

僕の心に深く刺さって取れないのは、母親に言われた「調子に乗るな、おまえに自慢できることなんて何もない」という言葉です

 

この言葉を言われたとき、僕は結果を出して褒めてもらいたかったんです

 

ですが、帰ってきたこの言葉にショックを受けて、長年に渡って自分には自慢できるものはないんだ、謙虚でなくちゃいけないんだと思うようになり、どんなに結果を出しても自分はまだまだと思うようにして、自信をつけるということを忘れてしまっていました

 

謙虚であること、調子に乗らないことが自分の中で優先事項になり、その思いがどんどん膨らんで、謙虚になるあまり自己の主張というものがなくなっていきました

 

 

そしてもう一言、僕の心に刺さっているのは、僕がサッカーをやっていた小学生時代に受けたコーチやチームメイトからの言葉です

 

一つのミスで怒鳴られて、罵られた記憶が頭から離れずにミスをしないようにプレーすることを心掛けるようになりました

 

その習慣は日常生活にも表れて、失敗する、ミスすると罵倒されてしまうんじゃないかとおびえて、新しいことに挑戦することを極端に恐れるようになりました

 

そして、挑戦できない自分をさらにダメな奴だと思って、自分の心をどんどん傷つけていきました

 

 

トラウマの克服方法

それでも僕は自分のトラウマを克服したかったです

 

なので、どうしたらトラウマを克服していけるのかを調べて、考えました

 

その中で僕の中で効果があったのが「怒りをぶつける」というものです

 

「人のせいにするな」「自己責任だ」と言われることが多い時代ですが、トラウマを克服するなら敢えて人のせいにすることもありではないかと思います

 

トラウマの克服には、原因となった衝撃を受け入れることが必要だと考えているのですが、その第一段階として、自分の感情を吐き出す行為が有効だと思います

 

それはトラウマを抱えている人は受けた衝撃に対して誰かに反抗するということが、性格的にできなくて、自分で抱え込んでしまっている場合が多いと思うからです

 

本来なら衝撃を受けたタイミングで行うはずだった反抗などの吐き出し行為を今行うというのが僕のやってみた方法です

 

有名なホラー映画で『IT』という人の恐怖を食べる化け物・ペニーワイズとその化け物に立ち向かう「ルーザーズ・クラブ」の少年時代と大人になってからの奮闘を描いた作品があります

 

「ルーザーズ・クラブ」のメンバーはそれぞれ恐怖を抱えており、大人になってからもその恐怖を受け入れることなく成長して、少年編でも、大人編でも似たような問題に直面します

 

そして少年時代に自分たちが倒し損ねたペニーワイズに再び挑まなければならなくなります

 

最終的に「ルーザーズ・クラブ」はペニーワイズを倒すのですが、それは彼らがそれぞれ抱える恐怖を受け入れて前に進むことができたからなんです

 

「ルーザーズ・クラブ」のメンバーたちは最初は、それぞれの恐怖に蓋をしていました

 

同じようにトラウマを抱えた僕たちも自分の過去に蓋をしてきたのだと思います

 

ですが、「臭いものに蓋」という言葉があるように、それでは克服には至らず、つらくなった時に同じことを繰り返してしまいます

 

具体的に僕がやったのは、自分のトラウマになった言動に対しての怒りを紙の上でぶつけること

 

僕の場合は母親やコーチに対しての怒りを書きなぐって、吐き出しました

 

その時に我慢して言えなかったであろうことを言いまくって、過去の清算をしました

 

この方法だと誰かに悪口をいって誰かを傷つけることはありません

 

そして重要なのが、最終的に怒りを吐き出した対象に対して感謝すること

 

これを忘れると、怒りを向けるだけ向けて、責任転嫁したままになります

 

自己責任ではないですが、最終的にはそのトラウマを自分のものにしなければならないと思ってます

 

それが受け入れるということです

 

これをやってみたら、トラウマだった言葉を過去のことで今とは関係ないんだということを自分で認められるようになりました

 

 

最後に

トラウマは人それぞれ痛み方、原因が違ってくるために他人がその痛みを理解することは難しいです

 

そのため最終的には自分で解決しなければいけません

 

その一つの方法として、怒りを吐き出すという方法を紹介させていただきました

 

吐き出すことで自分の外側に出して、客観的な視点を持つことができるので、もう一度自分の中に戻すときに心が整理されます

 

僕はトラウマを長年抱えて苦しんで、トラウマって克服できないと思って絶望して生きてきました

 

ですが、人間にはトラウマなどの心の傷も身体の傷と同じように自然に治癒する力があると思います

 

治癒していないのは、身体の傷と同じように治癒を阻害するものがあるからです

 

阻害するものが消えていけば、トラウマも徐々に治癒していくと思います

 

重要なのは自分がトラウマを克服できると信じることです