ストレスサインを自分でつくる【ストレスに気づけない人】
ストレスを減らすこと、ストレス耐性が重要視されますが、そもそも自分がストレスを感じてるのかどうかわからないと、対処もできません。
小さなストレスなら、発散したり、自然回復が可能ですが、ストレスに気づけないと、抱え込んだまま大きなストレスになって、取り返しのつかないことになります。
僕は、ストレスに気づけずに、適応障害になったり、人間関係にヒビを入れたことがあります。
もう二度とそうならないために、まずはストレスに気づいて、早期対処する必要だと思いました。でもストレスを自覚することは難易度高かったです。
そこで、考えたのが、感覚ではなく、自分の目や行動でストレスのサインを探すことです。
探してみると、日常の些細なところにストレスのサインが隠れていました。
このサインに気付いてから、ストレスを限界まで抱え込むことが減りました。
■ストレスに気づけない
僕の場合、もう限界ってなるまで、ストレスを感じても気づませんでした。我慢強いとも言えるかもしれません。
でも、限界までストレスを溜めると、自分への負担も大きいし、周囲に迷惑をかけることもあります。
これは仮説ですが、子どもの頃から、我慢をしてきた人は、ストレスを限界まで感じづらいのではないでしょうか。
我慢が多かったということは、一時的に自分の感覚を麻痺させて、その場を凌いできたということだと思うからです。
そして、長年多くのことを我慢していると、麻痺している状態が当たり前になってしまい、ストレスを自覚できなくなっているのではないでしょうか。
●それでもストレスは溜まる
でも我慢強いからといって、ストレスを感じていないわけではありません。人並みか、それ以上にストレスを抱えています。
我慢強い人は小さなのストレスに気づけなくなってしまい、自分はまだ大丈夫だと錯覚して結果として、限界までストレスをため込んでしまいます。
●気づいたときには手遅れ
そして、多少のストレスに気づけない我慢してきた人は、ストレスが溜まりに溜まって、もう限界ってなったときに、行動として表れて、自分のストレスを自覚します。
ただ、自覚するときには、手遅れであることが多く、心に深い傷を負ったり、優しかった人が急に攻撃的になるなど、良くない影響を残します。
結果、人間関係にひびが入ったり、精神疾患になります。
■回復できるうちにストレスに気づく
もっとも、ストレス自体は悪者じゃないです。
楽な仕事よりも多少負荷のかかる仕事をしている人の方が寿命が長いという研究もあるくらい、適切なストレスは健康的でさえあります。
ただ、良いストレスは、自然回復することが条件です。逆に、回復不可能なら、悪いストレスだと考えられます。
適切なストレスから、悪いストレスになる前に、発散するのが1番です。
でもストレスに気づきにくい人は、かなり悪いストレスにならないと自覚できません。
なので、自分が悪いストレスを抱え始めたなということを、他の手段で見つける必要があります。
■ストレスサインを自分でつくる
では他の手段とは何か?
うつ病になってしまった人は、お風呂や食事など、普段やっていること手につかなくなるという話を聞いたことがあります。
うつとまではいかなくても、ストレスがたまったときは、無気力になりめんどくさくなります
なので、自分に悪いストレスがかかっていると起こる日常の変化を思い出してみることにしました。
●過去を分析する
まず過去、自分がストレス溜まっていたのは、いつなのかリストアップしてみました。
ストレスを抱えていたとき
・嫌な飲み会に参加したとき
・仕事が忙しいとき
・自己主張できていないとき
・テスト期間中
●共通点を見つける
リストアップできたら、この時日常に変化はなかった思い出してみました。
日常の変化
・嫌な飲み会に参加したとき
→チョコパイを箱買いして、一晩ですべて食べきる
・仕事が忙しいとき
→甘いお菓子をちょこちょこ食べる
・自己主張できていないとき
→鞄の中が散らかってくる
・テスト期間中
→机の上が散らかってくる
ざっくりこんな感じになりました。
リストアップしてみたら、日常の変化として、
・甘いものを食べる
・周辺が散らかる
ことに気づきました。
自分でいうのも恥ずかしいですが、机や鞄の中は、決まった場所に決まったものを起きたいタイプなので変化として、わかりやすいです。
なので、大量に甘いものを食べたくなったときや、机や鞄の中が散らかり始めたら、自分はストレスを抱えていると、思うことにしました。
■仕事以外で好きな何かを持つ
色々書きましたが、 できれば、ストレスは抱え込まずに、日常を楽しくしたいです。
そうなると、やはり、日常的にできる趣味を持つことが、いいのかなと思います。
でも現在趣味がない人が、新しい趣味を見つけるのって、難しいかもしれません。
以下の記事では、無趣味だった僕が、趣味を見つけるに至った理由を書いています。
■自分だけのサインを見つけて、ストレスに気づく
自分が今、どれだけストレスを抱えているのかに気づくのは難しかったです。
特に、我慢することが多い人は、その傾向にあるのではないでしょうか。
僕は、感覚としてストレスに気づけないので、物理的なサインから、自分の状態を把握するようにしました。サインに頼ってから、ストレスが限界まで溜まることは無くなりました。
負荷をかけるという意味では、ストレスも必要ですが、その日やその週で回復できるようにしたいです。