【早期発見】心が限界を迎える前兆【経験談です】
僕はこれまで、何度か、精神的に不安定になり、長期的な療養をするということがありました。
一度やったら、その反省を踏まえて、次はやらないように気を付ければいいのですが、もともとの自分の性格である、完璧主義や、しなければいけないと考えてしまう思考の癖で、ついつい無理をしてしまいました。
それでも、途中で気づくでしょと思うかもしれませんが、これが自分では気づけなかったのです。また周りに弱っている自分を見せたくないと思って表には出さないようにしていたので、本当に限界になるまで周りの人にも気づかれませんでした。
でもそれで実際、長期的に休まなければいけなくなるまで自分を酷使する前に、自分でも周りの人でもいいから気づいて現状の把握と改善を考えるべきだと思います。
なんで、本人に自覚がないまま限界までやってしまうのかというと、どういったことが自分に起こるとヤバイ状況なのか知らないからだと思いました。
なので、過去の僕の行動から今思えば前触れだなと思ったものをピックアップします。
もし心が悲鳴を上げているかもと思っている人の参考にしてほしいのと、周りの人がこの人実は限界なんじゃないかと気づいたり、確かめたりする参考にしてほしいです。
なおこれはあくまで、僕の場合なので、すべて科学的な根拠に基づいているものではありませんのでご注意ください。
好きなものに怖くなる
僕はテレビのお笑いや漫画、アニメ、小説などが好きでよく見ていたのですが、いつに日からか、それらに触れることが怖くなっていました。
触れること、見ること、聞くこと、すべてが怖くて、それらを自分の目の届かないところにしまって関わらないようにしていました。
休んでいる間、少し症状が落ち着いてきたときに、ふとまた漫画が読みたくなって、自分の手に取ったときは全然大丈夫で、むしろ今まで触れてこなかった分また一気に好きなって、読むことができるようになりました。
そのことを振り返ると、興味がなくなったというわけではなく、恐怖が強かったです。
推測ですが、テレビで輝いているものや、漫画で成長している主人公たちと現状の自分を比較して、不安が襲ってきていたんだと思います。
普通は自分とは分けて考えられることなんですが、それができなくなるぐらい不安定だったんだと思います。
似た症状としてうつ病の場合は、好きなことに向ける気力がなくなるといった症状があるみたいなのです。
僕のように恐怖感が出てくる場合は、PTSDの症状に近いみたいです。
どちみち正常な状態とは言えないですね。
部屋やカバンの中が汚くなる
昔から部屋やカバンの中が汚くなるのが嫌で常にきれいにしていたのですが、精神的に不安定になっていた時は、どんどん机の上が散らかっていくし、カバンの中も散乱してしまっていました。
いつもやっていた出したものをもとに戻す作業をしなくなり、それが重なっていつのまにか汚くなっていました。
詩賦の中もレシートでいっぱいになってチャックに絡まってしまうほどでした。
部屋の乱れは心の乱れという言葉がありますが、あながち間違いではないのかもしれません。
心理学的にいうと、部屋が汚れたりするのは、やはり心が不安定になっているときにあらわれるものらしいです。
また、普段部屋やカバンをきれいにしている人はうまく自分をマネジメントしているのですが、精神的に乱れてくると、心に余裕がなくなり、手が回らなくなって、周りが汚れていってしまうみたいです。
普段から意識してちゃんとしようと思っているものは、意識を向けられなくなると乱れていくんですね。
さらに、いつもきれいにしているものをそうできなくなることによって、精神の不安定さを悪化させてしまうこともあるそうです。
同じようなことで、歯磨きや、シャンプーなど日常であたりまえに行うことが億劫になってしまって、かなり雑になってしまっていました。
チョコやコーヒーが止まらなくなる
具合が悪くなると、何ものどを通らなくなると聞いたことがあったのですが、僕の場合はむしろ、食欲が増しました。
特にチョコを食べる回数と量が多くなりました。
精神的に不安定なときに、あまり参加したくない飲み会に参加して、結局ストレスをためるだけになってしまったときに、いつもだったらまっすぐ家に帰って寝てしまおうとするのですが、そのときはチョコがすごく食べたくなって、コンビニで、チョコパイを大量に買って帰りました。
それって、家族や友達同士で食べる量なのですが、僕はそのときそれをひとりで気持ち悪くなるまで食べました。
今考えると、なんでそんなことをしたのかわからないです。
調べてみるとこのチョコを食べてしまうというのと、ストレスには関係があるみたいで、
ストレスを受けるとコルチゾールというホルモンが出て、脳の覚醒に関わるほか、血圧や血糖値を上げたりして体を守リます。
ストレスが多いと、その分コルチゾールを出す機会が増えるため、副腎が疲れてしまい、ホルモンが出にくくなることに。
コーヒーのカフェインはコルチゾールを出すよう刺激する、いわば気つけ薬。
飲むと元気こそ出ますが、カフェインが切れるとその分疲れが出やすいのです。
さらにコルチゾールは血糖値を一定にするコントロール機構にも深く関わっているので、ストレスで分泌が減ると調整がうまくいかず、てっとりばやく血糖値をあげてくれるもの=甘いものが止まらない、といったことも。
lifehacker「最近コーヒーやチョコが増えたなら、ストレスが原因かも」より
このように体が発するSOSみたいです。
なんとかストレスによる体の不調を整えようとして、甘いものとしてのチョコレートを食べているみたいです。
またチョコレートに含まれるポリフェノールがストレスを改善するという記事もありました。
寝るときと朝起きた時に不安感が止まらない
漠然とした不安感が襲ってきます。
具体的にこれが不安だというわけでもない漠然としたものなので、どうすればいいかわからなかったです。
不安感が頭に残ってなかなか寝付けないし、それが嫌で寝床に入るのもちゅうちょするぐらいでした。
また、朝起きて活動したくないと思っているときもあって、そんな朝を迎える宅内と思って、眠いのに、夜がきて、眠るのが嫌な時期もありました。
寝るときに不安になるのは、その日の心配事が払しょくできなくて、考えてしまうのかもしれません。
『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画に登場する吉良吉影というキャラクターは、ぐっすり寝るために、心配事を残さないように生活しています。(ちなみに吉良は敵チャラで、心配事をなくすために殺人を行ったりします)
朝の不安感は、スッキリした脳がその日に起こるである不安をまず処理し始めてしまい起こってしまう症状だそうです。
なので夜でも、朝でも心の中にある不安が原因みたいです。
吐き気
ミーティングに参加する前や参加している最中に吐き気がして休憩時間にトイレに駆け込んだりしていました。
これは適応障害の症状の一つで症状の原因となる環境に身を置くと怒ってしまう症状みたいです。
にきびがとまらない
部屋と同じように肌のケアはしっかりしようと思っていたのですが、2,3年ぐらいニキビが消えませんでした。
結構悩んでいたんですが、長期間休むことになって、しばらくたった後に完全に消えてなくなりました。
ストレスでニキビができるというのはよく聞く話ですが、間違っていないかもしれません。
肌にはバリア機能が備わっているらしいのですが、ストレスを受け、自律神経が乱れてしまうと、バリア機能が低下して、ニキビ菌が増殖しやすい肌環境になるそうです。
連絡が怖くなる
連絡って生活していれば当たり前にするものですが、僕はこれが怖かったです。もともと好きではなかったんですが、不安定になった後は通知音が怖くなってしまいました。
最初は仕事関係で連絡が入るのが怖かっただけなのですが、次第に友人や家族からの連絡も怖くなっていきました。
なので、一時期は基本的にはスマホの電源を完全に切って生活していました。
そしこれはいまでも残っていて、現在は電源を切ってはいないのですが、基本通知が来ないように設定していて、自分の決めた時間で連絡を確認するようにしています。
症状について調べてみると着信恐怖症というのがあるらしくて、過去に負った精神的外傷に由来する症状らしいです。
今は連絡が来ないようにしているのですごく楽です。
最後に
限界が来る前に現状の生活や仕事の仕方を改善するには本人が自覚するか、周りが気づくかしかありません。
じゃないと医者やカウンセラーなどの専門家のもとを訪れたり、症状について調べたりと、次のステップへ行く機会がありません。
本人が気づくことが一番のなのですが、周りの人もどういったこと言動が悪い兆候なのかを知っていると、本人に確かめたり、判断できると思います。
本人の自覚と、周りの助けによって、健全な生活を送れる人が増えてほしいと思います。
1人が限界になって休んだりしてしまうと、本人にとっても損失だし、周りの人にも負担が来るので。