今に集中できないないときは1日に1つだけゴールを決めよう
長期的な目標は人生を豊かにしてくれると言われています
僕もそう信じて大きな目標を立てて生きていました
ただ目標達成の方法を考えることは僕の苦手分野です
目標に到達するために何をすればいいのか分からずに1日を過ごして、充実感よりも自分の無力を感じて「自分じゃ目標は達成できそうにない」と完全に自信を無くしていました
そんなときに僕の好きな漫画『鋼の錬金術師』の有名な言葉「一は全、全は一」を思い出しました
解釈は別のして、その言葉でいっそのこと長期の目標は忘れてとりあえず今日に集中すしようと思うことにしました
それが結構効果ありで、1日の充実感はあるし、将来に進んでいる感覚を掴めるようになったので「自分でもできるかもしれない」と思えるようになりました
そして、たくさんのことをどれだけ効率よくこなすかを考えるよりも1つのことに集中して取り組むと結果的に前に進みやすいなと感じています
※長期目標ための細かなステップではなく、本当に今日だけのためのゴールを設定するということを書いています
オススメ
目標の大きさに疲れてしまった人
たくさんのことに手を出してしまう人
長期的な目標を考えられない人
■今日のゴールを1つだけ決める
僕がやっているのは今日のゴールを1つだけ決めるというものです
例えば今日は、ブログを1つ投稿するという目標を立てました
これだけは絶対に達成します
なぜ1日なのかというと、最もイメージしやすいからです
目標は具体的であるほど達成する可能性が高まります
そして将来のことでも、現在から近ければ近いほど具体的に考えられます
10年後はまったくイメージできないけど今日の夜までぐらいならイメージできます
一方で長期的な目標を立てることがモチベーションになり、自分を成長させてくれるという意見もあります
僕はそれを信じて自分にとって想像もできないような目標を掲げて生きていました
確かに長期目標は自分の生きる目的にもなりエネルギーを与えてくれます
しかしエネルギーを与えてくれるのはその目標を達成できるという自信がある場合です
「達成できる気がしない」という目標は逆にエネルギーを奪います
後々は大きな目標を掲げていいと思いますが、その前に自分が目標を立ててその目標を達成できるイメージを得ることが大きな目標を達成する要件です
そのイメージを得るために最初にやることが1日のゴールを決めて達成することです
ちなみに具体性を追求し、1時間や1つのタスクの完了を目標にしたこともあります
それだとできなかったときにリカバリーできなくて落ち込んだり、設定する量を増やしてタスクの一つになって時間を使いました
なのでちょうどいいのはやはり1日です
目標は仕事やキャリアに関係することだけでなく、娯楽をゴールにしてもいいです
例えば僕は
・漫画を3冊読む
・映画を一本見る
このような1日のゴールを立てることもあります
娯楽をゴールにすると仕事を早く終わらせたいと思うし、他の予定が入りそうになってもこれは絶対にやると決めているので断りやすいです
ゴールを1つだけに絞っているのも自信をつけることを優先しているためです
僕は適応障害から回復して再スタートしたとき、
・ブログ
・ココナラ
・イベント
の4つをはじめ、それぞれに1日のゴールを設定していました
ただ、やっている最中に別のことを考えてしまい目の前のことに集中できず、結局どれも中途半端になって1日を終えてしまいました
そのときは罪悪感がすごかったです
また最初はマルチタスク出来ることが優秀だと思ってできない自分を責めました
そこで自分には全部を一度にこなすのは無理だと判断して減らすことにしました
最初は1つだけ減らそうかと考えたんですけど、思い切ってやることを1つに絞りました
4つだったものを1つに減らせば当然目標の数も減り、時間は増えます
そのため1つは確実にゴールできるようになり、「自分はできる」と心から思えるようになります
あくまでも自信をつけることを目的としているので、確実に1つのゴールを達成することに集中するといいです
実は成長への近道もこっちだったりします
捨てた選択肢もいつかはやっていいと思うけど、それは今やっていることを形にしてからです
■パフォーマンスゴールを設定する
一日の目標を設定する上で大事なのはパフォーマンスゴールを設定すること
例えば今日のゴールは「ブログを1つ投稿する」です
行動に移れば出来そうなゴールです
行動に移すことでゴールできるので、達成の判断基準はするorしないになります
このように達成方法が分かっている目標をパフォーマンスゴールと言います
仮に今日の目標をブログで20万PVを達成するにした場合はどうですか?
今の僕では想像もできないし、仮に20万PVを達成できる人でも書いている最中に絶対に出来るとはいえないです
不確実性が高くできるかどうかわかりません
そのため目標達成の判断基準はできたorできないです
このように達成方法がわからない目標をラーニングゴールと言います
自信を失うときは1日のゴールにラーニングゴールを設定しています
ラーニングゴールは長期的な目標を設定する際に使われます
それを1日に落とし込むのは難しいです
ラーニングゴールを1日のゴールに設定すると、所要時間もわからず、方法もわからないのでだいたい失敗します
1日のゴールも達成できないのかと思うと、長期の目標を達成するイメージは湧いてきません
パフォーマンスゴールは方法はわかっているのであとはやるだけです
やってしまえばゴールできます
この目標達成したという事実は重要で、自分は目標達成できるというイメージをつくります
そのイメージは自分のラーニングゴールの大きな支えになります
大きなゴールに目を向けるのも大事だけど、達成できる今日のゴールをそれと同じくらい大事です
■ゴール地点を明確にする
最後に完了地点を明確にするようなゴールを設定しましょう
例えば僕の今日のゴールをみてみるとブログを投稿するとなっているので投稿をすることがゴールです
しかし今日のゴールをブログを書くにした場合はどうでしょうか?
この表現は、ブログを書き始め、途中、最後のどこでゴールなのか曖昧です
もちろん自分の感覚では同じなのはわかります
ただ言葉の力って目には見えずらいけどかなり大きいので、自分の感覚と同じように言葉で完了の目安をつくりましょう
オンとオフを切り替えもしやすいです
そのほかの例を出すと、
「本を一冊読む」ではなく「本を読了する」
「筋トレする」ではなく「この腕立て10回する」
などは具体的なゴールです
■1日のゴールを設定して小さな成功体験を増やそう
長期的で大きな目標は自分のエネルギーになる一方で、達成できていない自分を苦しめることもあります
それなら目標を達成するイメージをつくるために1日のゴール設定してみてください
繰り返し1日のゴールを達成していくと、長期目標も達成できるような気持ちになります
そして気持ちだけでなく、現実的にも小さい積み重ねは重要だったりします