頑張りすぎていないか【無理は禁物です】
頑張ることはすごいです。自分の手に余ることをそれでも必死でやって結果に向かうので。
生きているとどこかで頑張らなければいけないところがあるかもしれません。
僕も受験や初めての仕事の時は頑張っていたと思います。
ただそれを続けたから上手くいったかというとそうではなく、むしろ失敗したケースが多いです。
どうして頑張っているのに失敗してしまうのか。
それは頑張るだけになってしまっていたり、頑張りすぎてしまうということが考えられます。
以下この2つの視点からなぜ頑張って失敗してしまうのか考え、
どうすれば上手くいくのかを考えていきます。
そもそも頑張るとは?
困難にめげないで我慢してやり抜く。
goo国語辞書より引用
頑張るとはどういうことなのか。
引用にもある通り、我慢してやりぬくことなのかもしれませんが、これがしなければいけないことをやるために使われていると思います。
生活のためや上司や親に言われたからとか、これからの時代はこれが必要だなど、外からくるモチベーションのために頑張っているのがほとんどだと思います。
外からのモチベーションのためにやりすぎてていると、単純に長続きしません。
それでもしなければいけないという思いだけで、自分を無視して、長時間働いたり、睡眠時間を削ったり、趣味に時間を使わなかったりして、精神的に疲弊していくこともあります。
じゃあ頑張るとは何なのか。
僕は、自分のやりたいことで、目標があってそのためにやっていることを頑張っていることだと思います。
自分のやりたいことは内部的モチベーションっと言って、外からではなく、自分の内側からの欲求として出てくるものです。なので、好きでやっています。
それが、少し労力を使うことでも、自分のために、持続して努力を続けていると頑張っているなと思うかもしれません。
目標があり、それを持続するための努力をしているのがなぜいいかというと、そこそこ大きい目標だと、すぐには達成できないし、達成のためには継続が大事になってきます。
継続するためには、途中でモチベーションを途絶えさせないように、自分のニーズに答えて、リフレッシュする時間も計算に入れられるようになります。
それは、目標がはっきりしているからできることなんです。
がむしゃらに頑張っているとずっと全力になって、そういったことは頭に浮かびにくいです。
次はなぜ僕の間違ったモチベーションで動いていたかを考えてみたいと思います。自分は頑張っていたつもりなのですが、まったく成果はだせないし、精神的に追い詰められることが多かったです。
人のためやっていた
いい人になって、人の為に行動して、結果自分が苦しくなっていないでしょうか?
周りの為に何かをするのは凄いことですが、それで自分をないがしろにしてしまうのは良くありません。
本当に人の為に何かができる人もいるでしょうが、僕はいい人でいることで人間関係を保っていました。
僕のような人は断ることがその人との関係を断つことと考えてしまう為、断るのが苦手で、色々溜め込んでしまい、それを処理する為に頑張ってしまうのではないでしょうか。
それは一時的には関係を維持することができますが、いい人が断ったりするとすぐに破綻します。
断らない人は感謝されると思って、頑張りすぎるのかもしれませが、相手は当たり前だと思って感謝はしてくれません。
逆に頑張ってた人を利用できるものと思って、また色々頼んできます。
また、親や社会の為というのも頑張りすぎる要因です。
そこに自分の意思が入っていない場合は、モチベーションは続きません。
続かないモチベーションをなんとか立て直したり、無理して続けるので結構キツイです。
命令されたからやるっていうのも同じで、それが自分のためにならないと思っても、人の為に頑張ってしまうのではないでしょうか?
必要だからやっていた
今は変化の時代で、将来への不安は尽きません。この時代を生き残るためにはこれをしなくちゃいけないってものを勝手に思い込んでやっていました。
例えば自分は、今の時代はビジネスが出来なければやってはいけないと思って、ベンチャーで働いてみたり、
手の職をつけなきゃいけないし、みんなが出来ないことをしなくちゃいけないと思って弁護士を目指してみたり、
自分では別にと思いながら、そこまで興味がなくてもやっていました。
そのモチベーションでも、我慢することに慣れていたため、ある程度は出来ましたし、それっぽくやることはできるため、最初はなんとなくうまくできました。
ただ、これらは外発的なモチベーションなので、
なので、頑張れば頑張るほど、ただ頑張りを認めて欲しい状態になってしまって、次第にうまく行かなくなっていきました。
必要だからやっている場合、将来への不安から成長や成果がでないと焦って空回りしたりしてしまうため、
周りにとっても迷惑になってしまうし、自分も頑張ってるのに苦しくなります。
頑張るだけをしていた
頑張ることが目的になっていませんか。頑張る自分がカッコいい。頑張ってみんなに尽くしている自分は凄いと思っていませんか。
頑張ることが目的になれば、成果に目が行かなくなり、成果が出なくても、頑張っている自分を評価してくれと思うようになります。
成果に対して、量をこなすことが目的なるので、良い結果を出すことや、もっと早く終わらせることを考えない思考停止状態になります。
また、どうすれば上手くいくかを考えていないので、計画性がなくただやっている状態になり、成果を出すことから遠くなります。
また質的な評価が良くなくなります。
何事も結果を求めてやっていると思うのですが、そうじゃなくて今頑張ってやること自体が目的になっています。
頑張っているから報われると思っているとこういうパターンになりやすいです。
ただ動いてはいるので、頑張っているように感じますし、実際必死にやっています。
だけどそこに思考が伴わなければ、がむしゃらに動いて疲れていってしまうだけです。
また自分のキャパシティを無視していることもあります。
キャパシティとは今の自分の能力でできること、今の自分がどれくらいの時間をかければできるのかです。
それがわからずただ頑張ればこなせると思っていても、それは短い間で、長くやっているとキャパオーバーになって苦しくなります。
成長のために少し上のハードルを設定するのはいいですが、それも上げすぎには注意です。
小学生が大学受験の問題というハードルを越えるのがかなり難しいのと同じです。
また、計画を立てずに始めてしまって、期限だけ決まっていたら、最後の方にまとめてやろうとして頑張りすぎる時もあります。
計画がないので今どれくらいできているのか、足らないところはっていうのがわからな句なっていて、方向も定まらないまま進んでしまいます。
完璧にやろうとして頑張る
細部までこだわろうとして頑張ってしまいます。より完璧を目指すために欠点を見つけたら改善しないと気が済まないんです。
例えば提出物があるときに、納得がいくまで提出せずにいたり、欠点を探し続けてなかなか人に見せようとしなかったりしてしまう。
責任感があるのかもしれないし、指摘されるのが不安なのかもしれません。
これが1つであればいいんですが、同時期に複数のことを完璧にしようとして結局全部頑張ってしまうのですが、全部納得がいかないまま中途半端になってしまいます。
改善方法案
自分にできることできないことの把握
今の自分にできることを把握しましょう。それは時間的にも、質的にも、量的にもです。
複数やらなければいけないことが多いと思うので、今力を入れなくちゃいけないものがあるなら、他はセーブするなど、全部全力ではなく、配分することに慣れましょう。
目標と計画を立てる
長期的なものでなくてもいいので、最初に目標と計画を立てるようにしましょう。
その日にやることを細かくして、所要時間何分で終わらせるのか、ここまでに終わらせるなど最初に計画を立てて動いてみて、出来るだけ計画を守るようにしましょう。
したいことで頑張る
今まで人のために頑張ってきたことも実は自分のためだったりします。
でもそれは人の評価や社会の目など外発的なモチベーションによるものだったと思います。
なので、できれば自分の欲を頑張る理由にしてみてください。
そのために自分の欲に正直になれるようにこれからは小さなことでも自分の欲を満たすことを意識してください。
今の自分で満足する
しなければいけないことを頑張るのは自分に自信がないから。
自分に自信がないと今自分に足りていないものが多くて、それを得るために頑張る。
それはいいことかもしれないけど、それで苦しくなるならやめたほうがいいです。
それはいつまでも満たされることがないので。
それよりも今の自分を理解し、受け入れて、そんな自分が欲しいものを得るように頑張るほうが楽です。
もしかしたら自分の嫌な部分に向き合わなければいけないかもしれませんが、それを無視することはできないのでここは頑張りましょう。
最後に
僕は失敗も経験し、頑張るだけでダメなこと、頑張りすぎてはいけないこと学びました。
今までの失敗はだいたい自分でやってしまったことですが、過ぎたことなので。もう次に生かします。
そして無理せず、頑張りどころを見極めて力を発揮していきたいし、他の人にも発揮して欲しいです。