えるばブログ

3年前の自分に言いたい人間関係・性格との向き合い方を書くブログ

少ない労力で多くを得るためのヒント~80対20の法則を読んで~

生きていると同じ時間を過ごしているのに、なぜか自分よりうまくできちゃう人とかいませんか?

 

同じものを見たり、聞いたのに、結果に差が出たりする。

 

こっちはこんなに量をこなしたのに、まったく追いつけそうにない。

 

なぜ彼らが、自分よりもうまくこなすことができるのか、そんなヒントになる理論を見つけたので紹介します。

 

 

80対20の法則

ざっくり説明すると、結果の80%は、行動の20%で決まるといった意味です。

 

例えばテスト勉強の成績の80%は、20%の重要な要素で出来ている。利益の80%は、行動の20%で決まるということです。

 

この法則を考えるためには、必ず2つの関連した指標が必要である。例えば時間と幸せ、行動と結果、投資と利益である。使うものと結果と言い換えてもいいかもしれない。

 

自分の幸せに関わる80%は20%の行動で決まる。自分の幸せがより大きいものを増やし、そうでないものを減らすことに力をいれる。

 

仕事においても同じで、利益の80%は20%の行動で成り立つ。例えば顧客や自分のやること、方法である。それを選ぶ基準は人よりもできることや好きなものであるとよい。そのほうが価値がより大きくなる。それ以外のものはアウトソースし、雇用を生むとともに、じぶんが自分の好きなことに注力する時間を増やす。

 

人間関係についてもそう。自分にとって幸せな人間関係を築くには、自分の将来にとって大事な人をより大事にすればいい。その基準は気が合う人、尊敬できる人、経験を共有している人、ギブ&テイクの関係、信頼できるかである。まずは自分がギブできることを先に与える。そして返ってこないようであればその関係は終わりにすればいい。さらに自分がそれが以外の人にとって20%の候補になれる人であるといい。

 

勉強もまんべんなくやるのではなく、その教科や範囲の肝を抑えることに注力する。

 

また、自分にとって不幸せな20%については長期でみたときに結果になりそうなものがいいと考える。自分にとっては挑戦と新しいことである。

 

ここでいうものはあくまで効率を求めなければいけないことに使う。

 

現状、まだまだ人は朝から晩まで働き、余った時間でリラックスと自分の好きなことをやるという生活習慣の中で生きていると思う。

 

全部やっていればそれと同等の結果が返ってくるという考えで成り立っている現代社会はそういう同調圧力で満たされていると思う。

 

そんななか80対20の法則は、結果の80%は要因の20%で成り立っているという考え方で、例えば、良い結果の80%は、努力の20%から起こった。利益の80%は、顧客の20%が生み出したなどである。

 

つまり、自分にとって良い結果を生み出すなら、すべてを頑張るのではなく、少ない労力で最大の結果が生み出される20%を見極めて、そこに全力を注ぐべしということである。

 

そしてこの法則は様々なことに応用が利く。

 

仕事

 

まず、人生のほとんどを占めると言われる仕事について。この仕事を生活と切り離して考えてはいけない。仕事は自分の人生の一部だと認識しなきゃいけない。

 

ここで重要になってくるのが、どんな仕事をするか。どんな仕事が少ない労力で最大の結果を生み出してくれるのか。

 

まず職業選択について、大きなことを成し遂げた人はほとんどが自分の情熱が傾くもので成功している。情熱がないもので、成功を収めるのは難しい。

 

あらゆるもののなかで自分が好きなこと、得意なことは何か、人よりもできることは何かを見つけ、そこに、時間を使う。結果ももちろん出るだろうが、満足感も同時に得られる。それを僕らはやっていい。

 

自分の好きなことなら、その中で一番になれるぐらい勉強しなくちゃいけない。

 

日々の仕事について、自分が結果を出せる少ない部分に全力を傾けるために、他の部分はアウトソーシングする。余った時間を自分のことに集中する。

 

また結果を得るために必要な努力は実は20%しかないので、結果に直結する20%を見極める。完璧主義者は全部を100%にしようとするが、それでは時間がいくらあっても足りないし、あまりに労力がかかりすぎる。

 

タスク一つとっても、核となる部分はそんなに多くない。核を見極めて、そこに多くの時間をかける。

 

全部に多くの時間を割いても、結果に大きく変わらない。

 

人間関係

全ての人間関係を大事にしようとすると、どの付き合いも中途半端になってしまう。ここでも法則を利用し、自分にとって大切な人間関係だけに集中する。

 

友達なら自分にとって楽しいと思える人物や、気の合う人と長く付き合っていけるように努力する。仕事でも、自分にとって利益になる人は誰か、信頼できる人は誰かを見極めて、その人との時間を多くとれると、自分にとって有意義な時間が過ごせる。

 

そして特に仕事の盟友となるには、気が合う、尊敬できる、経験の共有、ギブ&テイク、信頼できる関係でなければいけない。

 

人間関係は、何をするにしても必ず築かなければならないし、学校、会社、趣味の集まり、どこに行ったとしても、多くの人がいるなかで、自分にとって良い人間関係を築けそうな人を見極めて、その付き合いに集中することも大事だ。

 

八方美人もいいが、より大切にしなきゃいけない人との交流に時間をさけなくなってしまうのは、自分にとってもったいないのではないか?

 

人生について

 

自分にとって最大の幸せを届けてくれるものはなにか、それを普段からやっているか。できていないなら、その時間を増やし、嫌な時間を減らすことに注力した方がいい。

 

嫌なものに費やすと、その時間だけでなく、そこで受けたストレスや疲れを癒すために、自分の好きなことに費やす時間を減ることになる。

 

ただ単純に、嫌いなことをしている時間が減るだけではないのである。

 

ただ嫌な時間もやってみたら案外楽しいことに変わるかもしれない。自分はこの嫌な時間を新しいもの、挑戦にあてようと思う。

 

そしてこれを実行に移すには自分にとって大切なものを把握する必要がある。

 

最後に

多分、クラスや職場で成績がいい人って、その分野で本質となる部分を見つけるのがうまい人だと思う。それもまた才能だと思うが、訓練すれば身に付けることが可能な武器でもある。

 

今から過去のテストの成績を変えることはできないけど、これからの人生をうまくやっていくヒントは得られるのではないか。

 

また、すべてを自分でやろうとしていた過去の自分からは考えられないことだけど、自分にとって大事なものだけを大切にすることは全然いいことだと思う。

 

今までは、不安だから全部得たいということで、仕事でも、人間関係でも、いろいろなものに手を出してきたが、

 

それ以外をやらないと決めても、自分が少ないことで結果がだせるのであれば、嫌われないし、もし嫌われるようであれば、その人は自分にとって大切な人ではないので、すぐにでも離れた方がいい。

 

この理論を知ることで自分の人生を豊かにしてくれるものにだけ目を向けようと思えた。