えるばブログ

3年前の自分に言いたい人間関係・性格との向き合い方を書くブログ

計画を立てるときは失敗する可能性も計算に入れておく【余白をつくる】【計画通りいかない自分にイライラしている人】

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何かを継続したり、目標を達成するために計画を立てることは誰でも学生の頃からやっていると思います。



僕もかなりまじめな高校生だったので、学校が用意した、定期テスト用の勉強計画もしっかり組んでから勉強を始めていました。

ただ定期テスト用の勉強計画も含めて、自分の立てた計画を完遂できたことがありません。


完遂出来ない原因は、計画を立てたときにトラブルやモチベーションの低下を想定していなかったからです。



一般的には、計画を完遂するために、努力や根性など意志の力に頼ろうとします。


でもこの記事では、トラブルやモチベーションの低下を想定して余裕をもって計画を立てることで計画を完遂する方法を書いています。


計画通りに行動できなくて、途中でサボってしまってしまう僕みたいな人向けの方法です。

 

 

■目的意識だけで継続できるわけではない

よく目的があれば、継続できると言われます。
だけど、目的のみで継続できるという考えは根性とか努力を頼りすぎた意見だと思います

そして、人の努力や根性を頼った計画はだいたい失敗します。



なぜ、人の努力や根性に頼ると失敗するかというと、どこかで無理をしているからです。

計画が順調そうに見えるのは、組織では社員が、個人では今の自分が無理をして辻褄を合わせているだけです



例えば、長時間労働や残業がなければ回らない会社は、社員の根性と努力で辻褄を合わせているだけです

どんなに企業理念が立派で、社員もその理念に共感していたとしても、根性と努力を当てにしていると、いつか破綻します


もちろん、根性や努力が100%いらないというわけではありません。
ただ、最初から根性や努力を前提にしているとすると、簡単に破綻することを経験から知っているので、頼らないようにしているだけです。



結局、無理のある計画は誰かの犠牲の上で成り立っています


犠牲を払っているのは

組織であれば、地位が高くない人真面目な人
個人であれば、未来の自分

になります



人のせいにするのではなく自分で努力しろという意見もありますが、根性でカバーする前に、無理なく実行できる計画なのか疑ってみる必要があります

 

■計画に余白をいれる

では無理のない計画とは何か?
それは、余白のある計画です


工学の用語で「遊び」という言葉があります。
機械の振動や熱膨張など使ってから起こる事象に対応するために、機械の接合部に少しだけ設けられた隙間や緩みのことです。


計画を立てるときも、この「遊び」を設けます。
それが、計画を立てるときの余白です。


具体的には

・休憩を入れる

・予備日を設ける

・一日の中に未定の時間を入れる



行動してみると、計画を立てたときに想定していないトラブルは必ず起きると考えていいです。

余白がないと、トラブルに冷静な対応できない、再調整が難しくて計画が無になることもあります。

せっかく始めてたことでも、継続していけなければ形にならないので、もったいないです。



何かを形にしていくには、ある程度の継続が必要です。
そのために計画にはトラブルに対応するための余白を設けましょう。

 

■自分=怠け者と認識して計画する

余白を設ける上で想定しなければいけないトラブルは怠慢です
このトラブルを想定している人は少ないと思います

まず知らなければいけないのは、何かを始めるとき、モチベーションのピークは計画しているときであるということ。
それ以降、モチベーションは下り坂です。


例えば、毎日読書する計画を組んだとします
最初は楽しくても、数日経つと、ついサボってしまうことがあります

これも、始めた時よりもモチベーションがさがっているから起こることです



でもサボりたくなるのは仕方がないことなんです。

サボりたくなるのは、人間に備わっている恒常性維持機能(ホメオスタシス)という、変化を嫌う性質が原因です
この機能が変化を嫌って、変化前の楽な状態に戻そうとするからサボりたくなります


恒常性維持機能は人間の生存本能なので、かなり強いです
でもそのせいで、辞めるキッカケを自分に与えて続けています



対策は事前にサボってしまうことを想定して、余白を用意しておくことです
本能なので、逆らうのではなく、受け入れておいたほうが楽に克服できます

たぶん土壇場の根性や意志の力で対応しようとすると、たぶん続かなくて辞めます



余白を具体的にすると

・いつもより軽めにやる

・無理にでも始めちゃう


この2つです

サボりたいときは、めんどくさくならない程度にまでやることを小さくすると決めて、ちょっとでもやるようしています

不思議なことに、一度やり始めると、サボりたい気持ちは消えて最後までできたりします


こういった余白を事前に考えておくためにも、自分は怠け者だと考えておくといいです。

 

■失敗前提で始める

物事を円滑に進めるためには、意外に無駄が必要だったりします

僕自身も毎日、毎日読書をしたり、筋トレしようと思ってもついついサボってしまいます


ただそれは本当に毎日やらなければいけないことなのか感がてみています