今の自分に満足する
僕は欠点を補うことに人生のほとんどを費やしてきました
それは周りの人たちと比べて自分にできないことが多くて、劣等感を感じていたからです
ですが、欠点を埋め続けることは終わりのない自己否定の日々でした
なので今は欠点を埋めることをやめています
欠点を埋めることなく、今の自分に満足することにする
それが僕が出した解決策です
我慢しても未来が明るくなるとは限らない
「今は我慢だ」
「我慢して努力する」
「根性でなんとかする」
これが僕の心と周りの声でした
僕は頑張って努力して、好きなことを我慢すれば未来はきっと明るくなっていると期待していました
ですが、明るい未来は来なかったし、我慢を続ける毎日は「しんどい」の一言でした
僕は継続することが成し遂げるためには必要だと考えます
ですが我慢はその継続することを難しくします
なぜなら未来のために今我慢するのは現在の自分を否定して、傷つける行為だからです
回復できない傷を残しながら続けるとどこかで倒れます
倒れればリセットまでは行かなくても、大幅に時間を使ってしまいます
それよりも今の自分を明るくする方が未来も明るくなっていくと思います
成長したいという考え方を辞める
以前はとにかく成長したいという欲がありました
でも成長したいという欲求は今できることでも解決を無視して、将来へ期待するだけなんだと考えます
将来への期待は、現在の思考停止です
今できないからその穴を埋める作業をやる
そうじゃなくて今できることに集中する
今できないことはできないんじゃなくて、やっていないだけなので、やっていないことをやってみれば、新しくできることが増えます
これが本当の成長だと思います
どうすれば「成長したい」を辞めることができるのか
それは今やりたいことをすること
そしてそれがもっとうまくできないかなと考えて、変化を加えてみる
日常でも昨日と違うことをやってみるだけで、新しい自分になることができます
明らめる
諦めるという言葉があります
僕たちはネガティブな意味を感じる言葉ですが、仏教では「真実を悟る」という意味で使われます
僕は自分を知り、自分にできること、できないことを見極めて、できないことは認めてしまうという解釈をしました
以前は不安からいろんなことに手を出してなんでもできる自分、完璧な自分を目指していました
それは自分にできないことを悟れなかったからです
だけど自分のできないことを簡単にできる人がいるのは当たり前で、その逆で、自分が簡単にやっていることができない人たちがいるのも当たり前なんです
だから僕はできないことは明らめていきます
今やりたいことに目を向ける
将来について考えすぎると今やっていることがやりたいことから義務に変わっていきます
そして全てを義務にすると、今の自分を全て捨てることになります
どんなに忙しくても今の自分がやりたいことをスケジュールに入れる工夫をすると今この瞬間に目がいくようになります
僕は最初これができませんでした
自分がやりたいことって役に立たないと決めつけていて、仕事の予定ばかり入れていました
ですが、それは不安から逃げるためにやっていて、今の自分の感情を無視していたので辛い日々でした
最初は無理してでも自分が今やりたいと思っていることをやる
メリハリのきっかけになりました
もし将来への不安から仕事や勉強、飲み会に行っているならその予定をキャンセルして、自分がやりたいことを叶えてあげてください
補足すると小さな欲でも質の良いものを意識してみてください
簡易的なもので満たすと満足できなくなってしまうので
ちなみに僕が初めに満たしたのは、いつもは我慢して頼まない飲食店のメニューを頼んだことです
これからも小さな欲を満たしていきます
今自分の持っているものは?
上ばかり気にしていると、そこに届いていない自分を意識してしまって自信をなくしてしまうかもしれない
— えるば@静かに暮らす (@ttqV5KVaU7mDMiw) 2020年2月18日
そういうときは自分の内側や自分の近くの人に目を向けてみる
上ばかり見ていると忘れがちな大切なものがすぐ近くにあることに気づく
足りない、足りないと考えていた僕ですが何も持っていないわけじゃないんですよね
上だけ見ていた時には意識しなかったけど、周りには家族も友達もいたし、不安に思うほど生活にも困っていませんでした
彼らを大切にすることが僕にとっては大事なことだったんです
また仕事についても、大きなスキルや経験がなくても自分でもできる小さなことがたくさんありました
そしてそれで充分だということに気が付きました
ものについてもそうです
今もっているもので充分に幸せな生活を送ることができていて、新しく何かをプラスする必要はありませんでした
本当に必要なものなのか
生活レベルを上げる必要があるのか
そういう問いかけが必要じゃないかと思います
前に進まないということじゃない
誤解のないように言っておくと今の自分に満足するというのは前進しないということではありません
むしろ前進するために必要なことだと考えています
前に進むためには足場がしっかりしていないといけません
「浮足立つ」という言葉がありますが、この意味は逃げ腰になるということだそうです
欠点ばかりに目を向けるということは、現状から逃げ腰になっている状態だと考えています
そうではなく「地に足をつける」
今の自分で満足し、踏み締める
そして今できることをやり、積み重ねていくことで結果的に遠くまでいけると思います
でもたまに調子がいい時、自分の地も足も万全のときに思いっきりジャンプしてみる
一気に登ることもできかもしれないし、失敗してしまうかもしれません
だけどそこでまた現状を把握して、もっと良い地と足を用意して前へ進んでいける
僕はそういう人生の歩み方をしていきたい
最後に
欠点を埋めるための人生を歩んできた僕が過去を振り返り、反省とこれからのために書きました
足りないところは自分で埋めるのではなく、できる人に埋めてもらう
それが協力だと思います
そして何より言いたいのは自分を大切にすることです
足りない部分を否定して自分を攻撃するのではなく、自分を認めて、できることを褒めて伸ばしていきます