えるばブログ

3年前の自分に言いたい人間関係・性格との向き合い方を書くブログ

人に伝えるのが怖いをなくしていくための3つの対処法

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僕の悩みの一つとして、怖くて人に頼んだり、伝えることが怖かったというものがあります

伝えることが怖いので、結局自分で抱え込んで、ストレスや仕事を抱え込んでしまいました

その時の自分は無意識に「察してほしい」と思っていたんだと思います

そのため、言葉で伝えるよりも態度や行動で自分が助けてほしい旨を伝えようとしていました



ですが、当然伝わるわけもありません

それなのに一番ひどいときは、察してくれないことにイライラしたりもしました



このようなコミュニケーションは、友人や家族間でもギリギリ伝わるかどうかですし、

仕事上では、さらに言葉にしないと何も伝わらないし、人は動いてくれません



でも「察して」と思っている人は、ずっと人のせいにして、自分を変えようとしないのかというと、そんなことはありません

むしろ、いつも伝えられない自分を変えようとしています

それでもなかなか伝えることが出来なくて、人のせいにするどころか、いつも自分を責めています

 

 

■環境要因と伝えられない原因

まず責める必要はないです

理由は、


周りも言葉にしないから

環境要因が大きいから

 

「行間を読め」「空気を読め」という言葉があるように、日本では伝えるよりも、察することを重要視する傾向にある

しかもそれを当たり前みたいに使っていて、罪悪感等を感じていない

特に上司など目上にの人の行動から、してほしいことを察することを日本では優秀さの基準としています


実は、自分だけじゃなくて、社会全体が「察して」を推奨していたりします

なので、自分を責める必要はありませんし、ほとんどの人が問題意識も持っていません

自分を責めている人はむしろ自分を変えようとしているのですごいです



また、伝えるのが怖いのは、育ってきた環境によるところが大きいです

例えば、頼みごとをしたら思いっきり罵倒されたとか、自分のことを話したら、変な目で見られたとか

自分が発信することは、怖いことなんだと、成長過程のどこかで味わった結果なんだと思います

そういったトラウマみたいなことが原因であり、トラウマは自分一人ではコントロールできない外部的要因があったと思うので、伝えられない人が全部自分のせいにする必要はありません


ただこれからの自分をつくっていくのは今の自分であるため、そこは誰かや社会のせいにするのではなく、自分で解決していく必要はあります



ここから解決の話ですが、まず社会の文化として残る「空気を読む」については、自分一人ではどうしようもないので無視します

そうなったとき、伝える上で解決しなければならないのは恐怖心です


そして、そんな恐怖心を持った結果、いざ伝えようとするときに以下の感覚や思考になります

断わられる=拒絶と感じる

押し付けているのではないか

言葉を慎重に選んでいる

 



そういった感覚に自動でなっているので、この感覚を薄めていくことで伝えることのハードルを下げていきます

 

■自分がまず「断わる」

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伝えるという自分から発信する手段についての話なのに、いきなり脱線して受動的な断断わる」ことにしたのには理由があります


原因のところで、「断わる=拒絶になっている」と書きました


なぜそう感じるのかというと、自分が頼まれたときや誘われたときに「断わる=拒絶」だと思っているからです

ちょっと日本語がおかしいかもしれませんので説明加えます


まず、伝えるのが苦手な人は断わることが苦手だったりします

それは自分が断わることは、その人の全てを拒絶して傷つけてしまうのではないかという想像力が働くからです

拒絶したくないから、断れなくなってしまいます


ではその想像力は自分が伝える側になったときにどう働くか?

それは「断わられたらどうしよう」という心理が働きます

ただ実際は「断わる」の結果の「拒絶」を怖がっています

自分が拒絶されるのは怖いです

その恐怖を避けるために、伝えるぐらいなら、伝えないで自分で抱え込んじゃおうと思ってしまったり、伝えることを放棄することにつながります




自分から伝えることの恐怖をなくしていくためには「断わる=拒絶」という感覚をなくしていく必要があります

そして、その解決策がまずは自分が断わることです

自分が断われれば、「断わる=拒絶」ではないことを感覚として覚えることが出来ます

自分で断わってみて初めて分かるのは、断る理由は時間やお金など様々で完全な拒絶の場合はほとんどないということ



ただ断わること自体難しいじゃんと思うかもしれません

そしたら、一日~一週間など短期間限定で絶対に引き受けることを一つだけ決めて、それ以外は全部断るぐらいの極端さを試すといいです

これぐらい極端にしたのは、今まで断らないことに極端になっていたので、その矯正にはある程度の極端さが必要だと考えるからです

あくまで、感覚を身に付けるためにやるので、きつくなったらいったんこの制約を辞めます


でもこれをやると「断わる=拒絶」ではなく、「断わる=権利行使」という感覚が身に付きます


人間関係が破綻すると思って怖いかもしれませが、大事な人間関係ほどこれくらいでは壊れません

僕は2週間ぐらい友達からの誘いを断り続けましたが、今でも誘われるので、これでよかったんだなと思っています

 

■小さな頼み事から始める

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もう一度原因に戻ると「押し付けているように感じる」というものがあります

断われないにもつながりますが、基本的に頼まれごとを引き受けるとき、僕たちは押し付けられたなと感じます

同様に、その感覚を人に味わわせたくなかったりします


そういったときは、仕事や家事など大きなものを頼むのではなくて、「ペンとって」とか、「迎えきて」とか小さなお願いから初めてみるといいです

僕は「迎えに来て」が言えなかったのですが、言うようになってから伝えることが楽になりました


小さな頼みごとをするのは、自分が頼んでもいい人であることを認識するためです

 

■メールやLINEで伝える

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言葉を慎重に選んでいるという原因があります

これも結局拒絶されないように、言葉を選んでいるのですが、口頭で伝えるとつたわなかったり、言葉を選んでいる時間が無かったりします

普段から、自分言葉を意識するようにすることも大事ですが、今すぐとなると、そうはいきません

そこで、頼みごとをするときにメールやLINEなど文字を使って伝える方法をためしてみるといいです


普段慎重に言葉を選んでいる人は、考える力相当ついています

その力が一番発揮されるのが文字に起こした時です

文字に起こせば、すぐに伝える口頭の場合と違って見直しができるし、相手は自分のタイミングで見れます


このときに口頭と違って送信ボタンを押すというハードルが追加されますが、断る=拒絶ではないとわかっていれば、最悪読まれなくてもいいやと思って楽になります

 

■言葉で伝えるようにしよう

下手でもいいので、ちゃんと言葉にして伝える癖をつけましょう

相手にしてほしいことを伝えないと、自分はただ相手の他のみを聞くだけの存在になってしまいます

そうなると、どこかで自分との摩擦が起きて、生きづらさみたいなものが出てきます

そうならないために言葉で伝えるようにしましょう

そのためには、自分がまず断ってみる経験が必要です


僕自身も家族や友人に対してもまだまだ伝えることを怖がることがあるので、伝えることを癖にするためにここに書いたことを実践していきます