えるばブログ

3年前の自分に言いたい人間関係・性格との向き合い方を書くブログ

自立するために、依存を辞める【口で言うほど簡単じゃないですね】

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社会人になったとき、自分が精神的に依存できていないことに気づき、解決策を探したがあまり参考になるものはなかった

検索して出てきたのは、

「自立しろ」
「自立できていない人の特徴」
「人に依存している人は成長できない」

など、自立した人ではなく、会社の上司や経営者など立場が上の人からの視点で書かれているものばかりだった


確かに、自立していくことは大事

特に今の時代は、誰かに従って生きていれば幸せになれた時代でないので、自分の幸せのために自立してくことが不可欠だ


だけど、どうすれば精神的に自立できるのかわからなかった

依存している人はある日突然、人に依存するようになったわけではなく、いつのまにかなっているからだ


そのため、「お前は自立できていない」というのは、指摘しているだけで、自立したい本人にとっては何の解決にもならない

むしろ、お前は無能だと攻撃しているだけだ(仮に親切心で言っていたとしても)


ただ、指摘される通り、自立することはかなりメリットがある

やはり、自立している方がいい


では自立するために何から始めればいいのか

それは依存を辞めることだ

 

■他人に依存している人の特徴

上記で指摘するだけという指摘をした

だけど、いきなり自分の主張に反して、自立できていない人の特徴を上げてみる

なぜならまずは自分で認識し、問題意識を持つことが大事だからだ

そういう意味では、指摘だけの意見も捨てたものではない

特徴

人を助けたいという意志が強い
自己主張ができない
許可をもらえないと行動できない
自信がない
断われない


一見すると良さそうに見える行動もあるが、このような特徴を持っているなら、依存していると考えてもいい

特にこれらの特徴が孤独への不安からくるのであればなおさらだ

 

■他人に依存するデメリット

そして、他人にすることで以下のデメリットがある

デメリット

人に利用されやすい
他人のことを自分のことみたいに処理するので疲れる
自分のことがおろそかになる
鬱っぽくなる
やったことに対しいて正当な対価がもらえない
知らずに不満がたまり攻撃的になる


ちなみに、メリットを上げるなら、その場を丸く収められるしかない

でも結局その場を収めるために自分が損をする形をとる

一度なら大したことはないが、自分が損をする形をずっと怒って丸く収めようとするから損害が大きくなる


デメリットを上げてみたが、これは他人に依存してしまう人に100%責任があるわけではない

なぜなら、自立できていない原因は育った環境にあり、特に親御さんとの関係にあったりするからだ

親御さんが過保護だったり、逆に暴力的である場合、その子供は健全な成長から離脱してしまい、誰かに依存する方法を取らざるを得なくなる


子ども時代は特に親御さんからの影響が強く、その影響力をずっと行使し続けた親御さんの側にも問題がある

過保護な親御さんのもとで育った子どもが、大人になってから苦労するのはそのためだ

なので、他人に依存してしまうことを重く受け止めて、自分はダメなんだと思わなくていい


でも、いまさら育った環境に文句を言ったところで自立できていない事実を変えることはできない

なので、大人になって自立できていないことに気づいた僕みたいな人は自分で問題に立ち向かっていかなければいけない

 

■依存を辞める

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他人に依存することを辞めることができるのか人に依存することを辞めるしかない


では依存している状態とは何か

僕はやらなくてもいいことを引き受けることによって、他人とつながろうとしていることだと考える

育った環境のせいで、人が離れていくことを恐れて、その人を離さない手段として世話焼きをしてしまう

これが他人に依存している状態です


こうなると、対象の人が離れていかないように、無理なお願いをどんどん聞いて、自分の立場をどんどん下げていってしまう

そうすると、依存関係から抜け出すことができない

DVの問題で考えると分かりやすいのです

外からみるとなんで逃げ出さないの思ってしまくかもしれないけど、本人にとっては暴力を振るわれても、その人が離れていくことのほうが嫌なのです

だから逃げ出すという選択をしない


ただ、外から見るとわかる通り健全な関係ではない

それは他の依存関係でも同じ

難しいかもしれないけど、自立していくためには、依存関係から抜け出さなければならない


では依存関係を辞めるために何をすべきかもう少し深堀りしてみる

 

■1人の人間として行動する

他人に依存しているとまるで一方通行のように感じているけど、実際は共依存関係だったりする

自分はもちろん依存しているけど、相手もまた依存していて、そのことで利益を受けている


例えば、上司は自分に忠実な部下をかわいがり、部下は損な上司のために言うことを聞くという関係

一見協力しているように見えるが、上司は忠実な部下をうまく利用し利益を得て、部下は良く思われたいという考えのもと自分の意見よりも上司の意見を優先する共依存関係だ

部下の側は上司の意見に従うだけで、1人の人間として意見を持っていなかったり、持っていても主張できなくなっている

言うことを聞かないと関係性を築けないので、部下の側からすれば負のスパイラルにハマっている


この不健全な関係を辞めるには、当然上司の方を変えるという手段はとらずに、部下(過去の僕)を変えるしかない

自立できていないと、相手に代わってもらうことを期待してしまうが、その期待はだいたい裏切られる

なので、期待しない


では、どうするか

それは部下の側が1人の人間として行動すること


さらに言うと、嫌われたくないと思って、今まで当たり前みたいに従ってきたことを断ってみる

最初は、その人が離れることに不安を覚えるかもしれない

でも、その距離感こそが本来の姿であり、健全な関係

そういう関係が築けて、初めて一人の人間として自立に近づき、対等な人間関係を再構築できる

 

■理由とかなくていいから「自分でやって」の一点張り

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いきなり断ると言っても、やってみると難易度が高い

特に言葉にして、伝えるのは今までの関係を考えると結構怖い


なので言葉にできない場合は、態度に示していい(あくまで最初のステップとして)

態度に示すとは、既にあたりまえになっていて、言われなくてもやってしまうことをぜったいにやらないこと

最初は罪悪感があるかもしれないけど絶対にやらない

それで、相手が自分でやってくれたらそこで解決だ


ただ文句を言われる場合もある

でもそれは逆にチャンスで、頑固に「自分でやってください」と言ってみる

言葉足らずだったり、感情的になるかもしれないけど、言ってみる


もし「なんで?」など威圧的に問いかけてきたとき、怖くなったらその場から離れる努力をする

利用してくる人なら、口が上手く、振り回される人は、その人に言いくるめられる可能性があるから


もちろん問題は解決されませんが、考える時間をくれる

これは上司に反省を促すのでなく、あくまで自分の自己主張の練習と依存しなくても大丈夫と気づくための方法です


もしもそれでもダメで、相手が強硬な手段に出てきた場合は、行政の相談窓口や法的機関など、外部の第三者への協力を考える

言葉が上手そうでも、言葉が通じない相手に自分だけで立ち向かうのはかえって危険かもしれない

だいたいの市町村にはそのような窓口があるし、労働関係なら労基署や会社の人事部でもいい


本当にダメなら物理的手段として、その場から完全に逃げるという手もある

逃げるときに不安になるこれから1人で生きていけるのかのことだと思う

特にお金の問題に敏感になる

その時は、自分が健康に生きていくため必要なお金はいくらなのか計算してみるといいまず一人で生きていけます

実際に計算してみると、そんなにお金が必要ではないことが分かる

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■怖くないから他人に依存することを辞めてみる

人への依存は不安からきています

その不安は実は思い込みであることが多いです

用意ではないと思いますが、人は本来自分で生きている力が備わっているので、依存を辞めて自立へ踏み出しましょう

僕自身も完璧に自立できているかというとそうではなく、断れなかったり、言いたいことが言えなかったりするので、徐々に自立に向かっていきます