えるばブログ

3年前の自分に言いたい人間関係・性格との向き合い方を書くブログ

親から貰っている生活費の援助を断ると自信がつく【精神的に自立する】

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自分に自信が持てない、仕事や友人関係で、自己主張できない人は、親子関係で問題を抱えているかもしれません。

 

■援助を受け続けたままでは自立できない

援助、つまり与えるという行為は幸福感をもたらします。


同時に、受け取る側の成長や発展を妨る行為です。
特に親からの援助マイナスの効果それが顕著。

「箱入り娘」という言葉があるように、過剰な援助は、不幸を招くこともあります。


親御さんの援助を受け続けるということは、子どもにとっては親の恩着せがましさを我慢している状態を続けることでもあります。

また、親御さんからの援助に対して感謝しているからこそ援助に報いるために親を傷つけると感じる行動ができなくなります。


自分が自分の手で手に入れるべきものを親から先回りされて受け取るということを続けていると、自らの手で欲しいものを手に入れるという達成感を得られず、そこで得られるはずの自信が育ちません。


そのため、援助を受けない状態に不安を覚え、悪いとは思いながらも援助を受け続けてしまっているのではないでしょうか。


幼い頃は子どもにとって親は絶対的な存在です。
しかし、ある程度成長すれば、社会との接点が増えることで、子どもは割と勝手に自立していきます。


それなのに、真面目さや優しさゆえに、親の絶対性を残したまま年齢を重ねていってしまうと、うまく自立できてなくて、社会生活にも影響が出てきます。



僕も親の言うとおりに生きてきたのですが、いざ社会に出たときに自己主張ができない、断れない、依存的という自立できていないが故の弊害で苦しみました。

 

■子ども援助することが親の生きがいになっている

なぜ親御さんは援助し続けしまうのか。

それは自分の子ども自身に幸せを投影していて、親が子供抜きで幸せを感じることができていないからです。

 

〇与える行為で自分を幸せにしている

このような親御さんは自分の子どもに対して、「面倒見た上げないと何もできない」と言っていることが多いです。

でも実際は、親御さん自身で、「面倒見た上げないと何もできない」状況を作り出しています。

肉親であっても親と子の人生は全く違う個別の人生になるはずなのです。
しかし、援助することでこの人生に割り込んでいます。

自分の人生と子の人生の線引きがうまくいっていなくて、混同している状態です。

 

親の援助を断り適切な距離感を保つ

とはいっても、親御さんに全責任があるわけではありませんし、親御さんに変わってくれというのは違います。


自分に100%の責任は無いと思いつつも、子ども自身で解決していくしかありません。
具体的には、親御さんから援助を断つこと。

最初はかなり大変です。
今まで、当たり前に貰えていたものがなくなって、

でも援助を断り、欲しいものを自分で手に入れる行為は、それ自体が自信につながります。

親子関係は、人間関係の基礎になると言われています。
なので、親子関係で援助を断れれば、成功すれば会社や友人関係でも自立した心を持つことができるようになります。

 

援助を断るための方法

一番は単純に援助の申し入れを断ることなので、できるならこの方法が早いです。

ただ、最初は援助を受けない生活に不安を覚えます。
でもその不安は変化の表れなので、不安を覚えたからと言って途中で投げ出さないでください。

〇親の意見を聞かない

まずは親の意見を取り入れないことです。

過干渉な親御さんは、子ども選択に干渉しがちです。


そして、過干渉にさらされた子供は、自分で判断することが人生の中で少なくなるので、自分で判断する能力が育っていません。

その結果、自分の選択に自信が持てなくて、また誰かの意見を聞いてしまうんです。

これは思考の癖です。
まずはその癖をなくしていきましょう。

その方法が、親の意見を聞かないです。


僕の場合は洋服を買うときに親の意見が入っていました。

自分のセンスが悪いと思って特に洋服に詳しくない母親の意見に従っていたため、親に一切口を出させないようにしました。

心を強く保つのもいいですが、環境から帰る方が楽なので、洋服の購買について親に一切話さないことにして実践しました。

すると、センス悪いのが嫌なので、自分で調べて、納得のいくものを購入するようになりました。

それを繰り返していくうちに自分の洋服の選択に自信が持てるようになり、気が付いたら親に意見を言われて突っぱねることができるようになっていました。

 

〇自分に必要なお金はいくらか

また、自分が生きていくうえで必要な援助を受けている場合、その援助がなくなって自分で生活していけるのか不安に覚えると思います。

でも、自立のためには自分の生活は自分で成り立たせなければいけません。

そのために、自分に必要なものの値段を把握してみてください。

自分に必要な食費、生活費、娯楽費はいくらでしょうか?

自分に必要な経費をすべて計算したら、その中で値段が低くてできるだけニーズの高いものから自分で支払って、援助を受けているのであればそこから断わったり、内緒で手に入れるようにしてみてください。

この記事で、ミニマムライフコスト「自分が健康に過ごすために必要な最低限のお金」について説明しているので、よかったら参考にしてください。

 

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〇援助されていると、いつまでも上下関係のまま

援助を受けているということは親御さんに借りをつくっている関係であり、その関係はどうしても上下関係です。

自立した関係になるには親御さんと貸し借りなしの対等な関係になる必要があります。

過去にもらったものは返せません。
でも、今からの貸し借りの関係をストップさせることはできます。

 

■子どもが思うほど親は弱くない

親の援助を断れない理由として、断ると親御さんが傷つくから、という意見があります。

今までと違う対応をするということで親御さんが傷つくことを心配しているかもしれません。
実際、親御さんは傷つくと思います。


でも、僕たちが思っているよりも親は強いので、最初は傷ついても、しばらくすれば変化に慣れて新しい関係を築いていけます。

それに、自分が自分の人生を歩みたいように、親御さんにも自分の人生を歩んでほしくはないでしょうか。
もし、そう思うなら、自分と親御さんの人生のために援助を断りましょう。

 

■最後に

自分の対応が変わっても親は傷つくことはないことを体験を通して学ぶ必要があるので、不安に思うのは当たり前ですが、思い切って親との距離感を変えてみてください。