シェアハウスをしたらいつのまにか家事を押し付けられていた話
知人や友人と一緒に住むっていうのはワクワクします。
だけど楽しいことばかりではなくトラブルのもとにもなります。
そこでシェアハウスを1年間して嫌になってしまった僕がその体験を書いていきます。
1 手続を全部やった
まず不動産会社とのやりとりはほぼ全て僕がやりました。自分の住む家についてはちゃんと自分でやりたいということもあり、引っ越し先が遠くても、時間がなくても手続は自分でやりました。薄々気づいていましたが、内見や不動産会社に行く時間とそこまで移動するお金の両方を自分の身が負担していました。
また、名義もすべて僕の名前を使い、契約上の責任はすべて自分が負うことになりました。後々思えば契約の責任をすべて自分に集約してしまうのは、自分にとって大変リスクのあることでした。
家の契約関係はすべて自分のところに連絡がくるし、毎月家賃の支払いの際には同居人に催促しなければいけないなど、実務的にも、精神的にも大変な労力を使いました。
同居人からの家賃の回収が遅れてしまって、管理会社から連絡が来たり、不要な保証費用を払わなくてはいけなくなり、余計にお金と時間を使いました。
2 大人になっても家事ができない
僕は実家にいるときも家事全般を昔からやっていたのでできることが当たり前だと思っていました。また同居人は一人暮らしの経験があるので問題ないだろうと勝手に思っていました。
しかし、実際は一人暮らしの人の方が何もできなかった。ていうよりも共同で生活するという意識が欠落していた。みんな共同で使っている鍋やフライパンを次の日まで洗わない。洗ったフリをして油でベトベト。洗濯機は回して放置。洗濯物は干しっぱなし。食べかすはそのまま。自分がおかしいのかなと思ったが、僕の友人で一人暮らしの人は家が綺麗だったので同居人がおかしいのだろうと当時は思わざるをえなかった。
洗面所も剃った髭洗面台に残されたままだったり、お風呂が髪の毛で詰まっても取り除かないで放置していた。
そういう不満を僕がちゃんと口に出して言えばよかったのだが、怖くて言えなかった。
3 「気づいた人がやればいい」は気づいてやってしまう人に不利だ!
なんだかんだ数ヶ月生活していくと、いつのまにか慣習のようなものができてくる。そうすると家のことをやらない人とやる人に分かれていく。やらない人はだいたい「気づいた人がやればいい。みんなで協力しよう」というが、彼らが協力することはほとんどなかった。
僕は細かいところが気になって、気づいてしまい、放っておけない性格なので、家の消耗品で足りないものや汚いところの掃除などを自分でやってしまう。前期の洗面台や風呂の掃除がそうだ。
結果それが僕の仕事になり、やらない人はそれが当たり前になっていた。
4 やらない人ほど自分がやったことを主張したがる
協力的ではない同居人だが、いざ自分が不利になると、だいたい大きな家事をやったと主張する。リビングを片付けたとか、風呂掃除をしたとか。そうやってやったアピールするが、生活していくためにはそれ以外の細かい部分が重要なはずである。消耗品の買い出しやゴミ出し、家賃や光熱費の支払い。それらもすべてやっているなら文句も言わなかった。僕はイクメンぶっている旦那の奥さんの気持ちがわかった気がした。
5 無言のまま家事を押し付けられる
空気感が出来上がり、やらない人がそれを当たり前に思うといよいよどうしようもない。
共同で使っているものの買い出しや汚い場所の掃除は声をあげられない人に無言のまま押し付けられる。
人は損をすることが嫌なので、今ある楽を侵されようものなら、自分はちゃんとやっていると反撃してくる。そうすると最初はワクワクしながらやっていたシェアハウスも苦痛な場所になってくる。
本当だったら自分が契約の際にかかった費用や労力もあるのだから、家事や家賃の負担を減らしてくれといえばよかったのですが、それで嫌われるのが怖くて言いだせませんでした。
まとめ
シェアハウスを明確なルールも定めず始めてしまったら、空気感ですべてが決まってしまいます。やらない人はやらなくなり、やる人の負担が増えていきます。特に真面目でいい人ほどやらない人の餌食になるので注意が必要です。
家事をやらない人は本当にやらない。やったとしてもアピールできる目立つことしかしない。そのくせにやったと主張するので、そうなったら時間をかけてもいいので自分のことだけに集中することを心がけてみるといいと思います。