えるばブログ

3年前の自分に言いたい人間関係・性格との向き合い方を書くブログ

我慢を辞めてみる

今はちょっとお金がないから買うのは我慢しよう。この人に注意するとあとでめんどくさいから、今はおとなしくしとこう。喧嘩になるから自分が黙ってやり過ごそう。

生活していると、ついつい我慢してしまうことってありますよね。1回2回なら大丈夫かもしれませんが、それが長年に渡って続けていると、思考のパターンに組み込まれて我慢が癖になってしまうかもしれません。

癖になってしまうと、長い目でみると損なことが多いなと思ったので、最近はできるだけ我慢を辞める生活をして、自分の欲求に出来るだけ正直になろうとしています。

そうすると、本当に自分にとって何が大事なんだろうか、求めているものが何なのかがわかってくるようになりました。

 

我慢を続けるデメリット

我慢していることが当たり前になる

一度我慢して引き受けてしまうと、自分は無理してやっていると思っていても、周りからみたら、この人はこれができる人なんだと思われて、次も、また次も頼まれることになってしまうのではないでしょうか。しかも我慢して引き受けてしまう人は責任感が強くて、努力家な人が多いと思うので、なんとかうまくできてしまうのではないでしょうか。周りからはその努力は見えませんから、出来ることが当たり前に映ってしまうのかもしれません。お願いされるのならまだマシなんですが、押し付けてくる人が相手だと、出来るんだからやれよと、半ば強制的に苦手なことをおしつけてきます。そういう人はやってもらうことが当たり前になっているので、感謝もされず、ただただ消耗するだけになってしまいます。

 

我慢が癖になる

長い間、我慢を続けていると、それが思考の習慣になって、物事を判断するときに、嫌なことはやらないや、断るという選択肢が出てくる前に自分が我慢すればいいという思考になってしまいます。

何事もそうですが、癖になってしまうと、直すのが難しかったり、時間がかかったりします。

また、自分のやりたいことやニーズよりも他人を優先してしまうことが癖になるので、いい人に見える反面、意思の弱い人と周りからは映ってしまったり、押し付けたい人の格好の餌食になってしまいます。

 

人に厳しくなる

どんなに嫌なことでも自分が我慢して引き受けている間は当然無理していたり、かなり努力して結果に結びつけています。その自分は嫌でも、なんとかやっていることを他の人がやっていなかったりすると、なんでできないのか、どうしてもっと努力しないのかと相手に対して厳しく接するようになってしまう可能性もあります。

これは相手にたら、なんでそんなに厳しいのかとか思ってしまうことかもしれませんが、自分の受けた嫌なことを他の人も経験しないのは不公平だと思ってしまうのかもしれません。

 

自分にとって良い機会を見逃してしまう

本当は行きたいんだけど、今やらなくちゃいけないことがあって行けない。好きなものなんだけど、少し高いから我慢しよう。ってことはありませんか。せっかく目の前に自分の欲したものがあるのに、それをスルーしてしまうのはもったいないです。

もっと良い機会があるだろうとか、またのタイミングでと思っていると、もう2度とそのチャンスは巡ってこないかもしれません。

 

自分の気持ちが分からなくなる

我慢を続けていると、自分が何が好きで、何をしたいのかが分からなくなってきます。小さい頃から、自分がしたいことは危ないからや、みんなはやっていないからと言われて、自分のやろうと思っていたことができずに、かわりに勉強しなければいけない、集団に合わせなきゃいけないと言われ続け、自分の欲求から目をそらし続けていると、大人になったときには欲求を無視することが得意になっていて、自分のやりたいことや、好きなことを素直に見ることができなくなってきてしまいます。

なので、急に個性や好きなことを出せと言われても、なかなかでてこなくて、自分って好きなものもないつまんない人間なんだなと落ち込んだりします。

 

精神的な病気になることも

我慢を続けていると、当然心に負荷がかかっています。本来ならその負荷を好きなことをしたり、休みの日にリラックスしたりして回復するのかもしれませんが、今まで我慢を積み重ねてきたことにより、好きなことが見つけられなかったり、家にいてもリラックスができないということが重なったりすると、負荷はたまりにたまって、イライラが止まらなくなったり、最悪精神的な病気になってしまう危険もあります。

僕は、休みの日になっても仕事のことが頭から離れず、しかも休みの日だろうとお構いなしに連絡が来ていたので、休日でもリラックスできずに、負荷をため込んでしまって、病気になってしまいました。 

唯一のメリット

自分でここで我慢するぞと決意して耐えることがいい場合があります。それは次にやることが決まってきてそこで我慢する目的がある場合です。上司からの小言を避けるために我慢するなどその場を収めるための我慢ではなく、そこがどんなに嫌でも、得たい何かがあればいいと思います。目的があるといいのは期限が決まっているということです。

例えば大学に受かりたい。けど勉強は嫌いだという場合、その大学に受かりたい自分にとって大事なことがあるような場合は、期限は大学受験までという期限が決まっています。その先のことが楽しみなのであれば今は嫌いな勉強でも多少は我慢できるし、する価値があるのかなと思います。

その場所や機会からしか得るものがない場合は、自分のできる範囲で少し我慢してみるのも将来のためになっていいかもしれません。でもあくまで自分の今の健康やニーズを優先した上での話です。

 

我慢を辞めるためにやったこと

嫌なことを辞めてみる

なにもなにも手伝わない人の世話をするのが本当に嫌いです。家事も同じ立場のはずなのに、やってもらって当たり前って思っている人の洗濯物を畳んだり、掃除をしたりするのが嫌いです。なので、基本的に自分のことは自分でやるというルールにして、人のものには一切手を出さないことにしました。そして気の向いたときにちょっとだけ自分が嫌にならない範囲でやることにしました。

また、以前は気乗りしない飲み会や集まりにも、顔出さなくちゃと思って、基本的には参加していたのですが、連絡が来た時点で、行きたくないなと思ったものは全部断るようにしました。

 

やりたいと思ったものはやってみる

もともと釣りがしたいと思ってなかなかできずにいたのですが、ついにこの前挑戦することができました。あとは昔から、見たいみたいと思っていた漫画や映画をひたすら見まくっています。

食べ物でいうと、今までは頼みたいと思っても、少し値段が高くて遠慮していたものを試しに頼んだりしています。

 

我慢を辞めてみて起きたこと

自分が我慢しているという感覚がなくなったので精神的にすごい楽になりました。我慢をしなくて自分がやりたい範囲でやるようになってから、人のことが気にならななって、なんでやらないんだよとか思う回数は前よりも減ってきました。

嫌なことをやめて、好きなことをやるようになってからは自分が本当に好きなもの、ほしいものがわかるようになってきたり、嫌いなものを避けられるようになりました。また嫌いなことからなるべく避けるようにしているうちに、単純に時間ができたのと、嫌いなことに頭が支配されることが減ったので、リラックスして毎日過ごすことが多くなってきました。

癖なのでまだまだ抜けてないなと思うこともありますが、前は自分のニーズもわかっていなかったので、少しずつ分かってきた今は前よりも日常を楽しむことができています。

 

最後に

我慢を続けていると、自分を見失って、自分が分からなくて、心への負担が大きいです。長年その思考をしていると癖がついてしまってなかなか改善できません。また、自分が我慢しないと、認めてもらえないんじゃないかと不安になって現状をいじしてしまうかもしれません。

ですが、実際に辞めてみると、今まで体験しなかったことに出会えるし、嫌なことを考える回数が減るので前よりも楽です。今までやってきたことをやらなくなるので、その過我慢してきた人に依存していた人は離れていきます。最初は少し怖いですが、今まで必要だと思って余計に持っていた荷物を下ろすような感覚で、離れて少し経つと、別に要らないじゃんっていう気持ちになります。また、その人や余計にやっていたことがなくなると単純に時間や思考の余裕ができきるので、自分のしたいことに時間を使えて、余計なコストがかからなくなるので、本当に自分が好きだと思っているものや興味があるものにお金を使うことができます。そうなると、徐々に自分の好きなことや欲しいものの基準を自分で理解できるようになって、価値観が形成されていきます。

自分の価値観が明確になれば、自分の幸せがどういうものなのかわかるようになって、人生にとってもプラスになるのではないでしょうか。