〈慎重さ〉を磨く【ストレングスファインダー】
えるばです
慎重に行動することはビビっていると思われているし、そういう声を聞いて自分ってビビリだな、即行動するのが良いんだなと長年苦しんでいました
ですが、それって自分に合っていませんでした
なぜならストレングスファインダーの資質上位に〈慎重さ〉が入っていたからです
でも〈慎重さ〉って本当に強みなのかなと思っていました
最初に言っておくと〈慎重さ〉は強みでした
使いどころを見極めて正しく使えば、〈慎重さ〉を持つ人にとって大きな武器になります
今回はそんな〈慎重さ〉を磨くためにやっていることと他の資質との組み合わせについてまとめます
資質について
まず資質について意味を統一します
資質とは個人の思考・感情・行動のパターンです
そして僕はそれぞれを以下の意味で使います
意味 | |
---|---|
思考 | 考え方の癖 |
感情 | 何が好きか嫌いか |
行動 | どのような手段を使うか |
慎重さの特徴
・決断や選択に細心の注意を払う(思考)
何か決断しなくちゃいけない時に人よりも時間がかかっていました
やるとどんなデメリットがあるかに注意を向けて、それやるとその場は大丈夫だけど、その後苦しくなるよというのを人の行動を見て思っていました
・不安や障害がなくなると安心する(感情)
不安が不安でなくなると安心感で包まれて、それだけ達成感があります
やらかしてしまいそうな状況を予測して、100%大丈夫となるまで準備を進めると結果うまくいくし、自分も不安がなくなって安心しました
・不安や障害を把握して慎重に物事を進める(行動)
取り返しのつかないミスをしないように事前にに不安を消すための行動をしていました
カフェでバイトをしていた時は、食器やガラスのコップがその場所にあると誰かが落としてしまうじゃないかと思い別の場所に移動させたりしていました
弱み
ただ弱みとして出ると
・不安が解消されるまで動かない
・不安を消すための行動に時間を取られる
僕のこれまでの人生は不安を消すために人生の時間を使ってしまいます
ずっと将来に不安があるから、今我慢して、現在の自分に無理をさせていました
また不安を消すために人の行動を否定しているような発言を多くしていました
慎重さを磨くためにやっていること
どこに慎重になるのかを決める
〈慎重さ〉をうまく使えていないと、自分に関わること全部についてリスクを考えてしまって不安が消えるまで動かないということになりがちです
また慎重になりすぎるあまり最後の詰めの部分が甘くなってしまうということも僕の失敗ではあります
なのでこの詰め、重要な部分にだけ最新の注意を払い、リスクヘッジをする
そう決めるようにしています
コロナウイルスの例で言うと、マスクをする、石鹸で手洗いをする、うがいをするなど当たり前のことを徹底することです
またパレートの法則というものがありますが、僕たち〈慎重さ〉を持つ人は100%不安を解決するという考え方をすることがありますが、結果に対する20%をヘッジすることに神経を使うようにしています
他と比べない
スピードが神みたいに扱われるような社会ですが、だいたい早くって言っている人たちのほとんどが適当なので比べないようにしています
スピーディーにできない自分に劣等感を抱いて自信を無くしていました
ですが、速さと同じように慎重に対処することも価値であると気付いて自信を持てるようになってきました
どんなことにも言えますが、他人を参考にするのはいいと思いますが、比べて自分を落とすために使うことはやめたほうがいいです
準備期間を設ける
以前は準備期間を設けていないで、とにかくやってみる環境にいたので苦しかったです
ですが、準備しなさすぎで仕事を振られるのって苦手だし、苦手じゃなくても失礼だと思います
運動だって準備運動しないと怪我します
ですが、スピード重視の人に「準備なんてしないでいいよ、一回怪我しよう」と押しつけられることがあります
準備のしすぎで、本番に力を出す前に力が出せないのもよくありませんが、準備させてもらえないところでは力の半分も出せません
なので準備期間これくらいください、そうでないなら断りますというスタンスでいます
そして行動のための準備のために、不安や障害を消すために、自分が今不安に思っていることをリストアップし、スケジュールに準備するための時間を設けて、その時間はそれだけに集中するようにしています
自分を把握する
〈慎重さ〉にとって大事になってくるのは決断することだと考えています
なので自分が決断する基準を知っておくことが近道です
価値観とも言います
どんなことが決め手になるのか、不安に思う傾向は?というものを把握できるようになると決断しやすくなります
僕の場合は「静かなこと」が一つの判断基準になります
また自分のペースを把握することが大事です
決断スピードは今は考えなくて遅くても決断回数を増やしていくようにしています
何年か経てば自分の決断のデータが溜まってそこからは決断スピードが加速していくと思うので
不安を相手の言葉で伝える
慎重さの人は自分で抱え込まず大切な人には不安に思っていることを伝えた方がいいと考えています
これはそんな不安じゃないよと言われるためではなくて人に話すことによって、自分の中で漠然とした不安を具体的にすることと、不安が自分だけのものではない場合、誰かが簡単に解決してくれることを狙っています
自分だけで解決できないことは外に出しちゃった方が楽だったりします
時間が解決してくれるとはこういうことだと思います
もちろん本当に自分の問題なら自分で解決するのが納得感もあっていいです
煮詰まったら人に話します
また伝え方についていうと、慎重さはビビリと捉えがちで受け入れてもらえないこともあるので、「成功させるためには」などポジティブに聞こえるように最初に言っておくことで聞き入れてもらいやすくなります
周りの人はビビってる感が嫌いなだけなので、そこを緩和して目立たなくして言っています
他資質との組み合わせ
〈慎重さ〉×〈回復志向〉
どちらも完璧を求めがちな資質ですが、どちらも実行力の資質です
〈回復志向〉は問題点の発見と解決を、〈慎重さ〉で丁寧に処理する
自分の中で結果も出て、納得感もあったことはほとんどが問題点を把握し、慎重に対処したことです
使うことによって満足感を得たのは2つの資質が同時に使えたときのように思いま
〈慎重さ〉×〈着想〉
着想のアイデアはある意味妄想です
そのままだと形になりません
とくに他の人も関わっている場合
なので着想を現実にするために、慎重に伝え方や最初に伝える相手を見極めて、この人にこの言い方は伝わらないななど、現実にするために障害になるものを把握し、使わないようにしている感じがします
〈慎重さ〉×〈収集心〉
不安解決のための情報収集がほとんどです
自分が不安に思っていることを解決するために検索したり、本で調べることが多いです
あとは漠然とした不安の正体を探るための収集や、相手を把握するための収集に活かしています
誰かに会うときに相手のことをめっちゃ調べます
〈慎重さ〉×〈内省〉
2つあると納得するまで動きません
慎重に障害を取り除き、本当に大丈夫だろうかとさらに考えます
以前は爆然とした将来の不安に対して正解のないものを考えていましたが
今は今やりたいことの障害を把握し、どかすために何をすればいいかと思考しています
最後に
〈慎重さ〉を活かすためにやっていることは
・準備期間を設ける
・自分を把握する
・不安を言葉にして、伝える
です
〈慎重さ〉を強みとして認識するのにかなり時間がかかりました
〈慎重さ〉を活かすなら人の意見を聞かない強さを持つことと、自分を信じることが鍵になってくると思います
慎重さを発揮することで自分と、自分の大切な人を守れると信じているので僕は〈慎重さ〉を磨きます