散歩というライフスタイルは自分に合っていた。
海外に行って価値感を変えられたと大学時代という言葉でSNSはあふれていました
それ自体本人たちの感想なので、間違いではないと思います。
でも、海外に行くというのは費用もかかるし、時間もかかります。
めんどくさがりの僕は海外に行くことにどうしようもないめんどくいと感じます。
それよりも僕の価値観に影響を与えたのは散歩でした。
散歩を日常の退屈なもの、おじいちゃんのやること(僕の祖父も散歩マスターで、散歩で県をまたいでいるらしい)と考えるかもしれません。
でも、散歩は20代の僕でも楽しめます。
そして、仕事や日々の生活のストレスを和らげてくれるなど、非常に良いライフスタイルです。
■僕の散歩とは
まず、僕のやっている散歩について説明します。
といっても、僕の散歩はご近所をブラブラすること、ただそれだけです。
別にカフェ巡りや名所めぐりをするのではなく、見知った土地をただただ歩く。
それだけです。
そして、僕の散歩では目的地を設けません。
厳密にいえば最終的には家に帰ることが目的なのですが、外に出るからと言って、目的地を設定するわけではないです。
目的地を設けて、その最短ルートを行くことを移動と言います。
散歩と移動は違います。
ただその辺を歩いていて、暇なやつ、もっとやることないのかよ、と思うかもしれません。
もちろん時間があるから散歩します。
ただ忙しいときこそ散歩するメリットは大きくなると思います。
■休憩としての散歩
ちょっと時間が空いたとき、室内にいるとついスマホに手を伸ばして、用事もないのに朝見たニュース記事をもう一度見直したり、ゲームしたりするのかもしれません。
でも、それって休憩ににしては刺激が多くて、むしろストレスになるのではと思います。
それに比べて散歩のストレスは少ないです。
ストレス悪いもののように言いましたが、ストレスとは良いものも含めた刺激です。
その刺激は、多すぎると負担になります。
でも、少なすぎると、別の刺激を求めます。
その結果として、安易に刺激を得られるスマホに手を伸ばすんです。
その点、散歩の刺激はちょうどいいです。
いつもは、気にも留めない目立たない個人経営の飲食店、その辺に生えている草花、意外な会社が入っているビルなど、新しいものの発見という刺激を与えてくれます。
もちろんそんなことをする暇あるなら、ニュースの1つでもみて、情報を得るわ!と思う気持ちもわかります。
自称進学校出身の僕も「隙間時間は勉強しよう」という鉄の掟を守って、卒業後も掟を守ってきた人間なので。
それでも僕は散歩をお勧めします。
それは、隙間時間に得られる情報よりも、休憩後の自分がリフレッシュして行う仕事に価値を置くからです。
価値を置くのは、満足度が高いのと、成果も出やすいからです。
また、隙間時間の勉強って思ったより、頭に残らなかったりします。
休憩のことをなら、昼寝じゃダメなのと思うかもしれません。今は仮眠スペースを設ける会社があるくらい昼寝を推奨しています。
でも、昼寝は、スイッチを完全にオフにすることになって、再度自分を立ち上げるのに時間がかかり、それだけで若干しんどいです。
その点でも、散歩は歩くという動作をしているので、脳は休みながらも、完全にお日にはならないという点で優れていると考えます。
そして、何より良い点は、散歩するとアイデアが出てくることです。
散歩する子でを休めることで、仕事上のモヤモヤや、日頃の悩みに対する解決策を思いついたりします。
人は休むことで脳を整理します。
そうやって整理されると、脳に考えるスペースができて、アイデアを出す余裕が生まれます。
その余裕を使って、脳は解決策を思いつきます。
良くアイデアはバス(移動中)バス(お風呂)ベッド(就寝)で湧いてくると言います。
それらと同じこと効果を散歩は引き出してくれるため、散歩すると情報を整理して、解決策を思いついたりします。
散歩の効果まとめ
脳を休ませてくれる
頭を整理してくれる
■散歩とは冒険である
今はスマホ地図アプリで目的地への最短ルートはわかります。
だからこそ人は工夫することが少なくなってきていると思います。
でも、人間、生きていて、何が楽しいかというと自分で工夫して実験していくことです。
そして、散歩は、実験を道具もお金もなしで、しかも簡単に行えます。
当たり前に思って忘れがちだけど、道路という、自分の所有でないものを無料で使わせてもらっています。(正確には税金を払っているけど)
大げさかもしれません。
でも、普段を通らない道を進んでいくのは、もう冒険です。
ラフテル(家)というゴールを目指す(帰る)までに、時間の許す限り、寄り道という冒険をすることが散歩なんです。
そして、冒険することは、自分で道を決めるということです。
簡易的だけど、何事も自分で選択する力をつける練習になります。
いつもと違う道を歩いてみる
普段入らない道に入ってみる
そうするだけで安上がりな僕は冒険した気分になり、楽しいです。
違う道に入ったとしても、元来た道を戻ったりすれば、すぐ帰れます。
近所なのに知らない道から、知っているいつもの道に戻ってくる安心感を身近に感じられるのも散歩の面白さです。
散歩は一番身近な冒険です
■具体的な方法
具体的と銘打って書いてみましたけど、やっているのは以下の2つだけです。
家を出て、歩き出す。
分かれ道では行きたい方に行く。
これだけです
持ち物はなく、基本は手ぶらです。
ただ、それじゃあつまんないと思ったら、スマホをもって出かけてみてください。
なぜスマホを持つのかというと、カメラとして使うためです。
スマホのカメラ機能は、僕みたいな素人にとっては十分すぎる画質と機能を持っています。
散歩していて、気になったものを取っても見るのも面白いです。
さっきからちらっと出てくる写真は僕の散歩写真です。
■近所を散歩するだけで世界は変わる
散歩をすることを描いたこの僕も、散歩のキャリアはかなり浅く、まだ1年生ぐらいです
僕には鬱っぽくなって寝込んでいた時期があり、それでも外に出なきゃと思って、外に出ることにしました。
これが最初の散歩でした。
散歩と言っても、歩いて1分程の近所のドラッグストア行くだけでした。
それでも、その1分間、僕の目に映った、いつも通っていた道は大げさではなくて輝いていました。
そのときに、僕は「~しなければならない」という意識から忘れていた自分の身近にあるものの大切さを思い出したんです。
散歩すると、いつもは見過ごす感動に出会えたりします。
もし、しなければいけないことにとらわれて、苦しいなと思っていたら、数分でいいので、散歩してみることを勧めます